イベント概要
講演①約80分間
(1)新教育課程における観点別評価 約40分
(2)数学の授業例と学習評価~OKJとRLAの実践から~ 約40分
講師:市川 伸一 先生
中央教育審議会教育課程部会副部会長
教育課程部会 児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ主査
東京大学名誉教授
帝京平成大学特任教授 兼 帝京大学中学校・高等学校校長補佐
~編集部より~
『新教育課程における観点別評価』
教育課程部会児童生徒の学習評価に関するワーキンググループ主査をお勤めになられた市川伸一先生が観点別評価について一から丁寧に解説。
【講演骨子】
・学力の3要素。なぜ,3要素なのか。
・観点別に,評価対象,評価方法などを解説
・自己調整の基礎にある「学習観」
・指導と評価の一体化
『数学の授業例と学習評価 ~OKJとRLAの実践から~』
数学的活動を取り入れた授業の紹介と学習評価について,具体的な問題を例に解説。
【講演骨子】
・習得サイクルと探究サイクル
・「教えて考えさせる授業(OKJ)」とは
・OKJの理解進化に適した問題例とその評価
・RLA (Researcher-Like Activity:研究者の縮図的活動)とは
講演②約60分間
これから求められる高校数学教育−新入試に必要な資質の育て方・伸ばし方
講師:中川 幸久 先生
長崎大学大学教育イノベーションセンター教授
~編集部より~
長崎大学では、大学教員と高等学校で指導している先生方を交えた研究会が組織され、生徒達にどのような学力をつけてほしいのか、その学力をどのような試験で測るのか、それぞれの立場で自由な意見を出し合いながら、「高度な記述問題」のモデル問題を作成しました。新教育課程を前に、大学入試も変わろうとしている中、これから求められる育成すべき学力について、授業を展開するに当たっての留意点を具体的に解説します。
【講演骨子】
・育成すべき数学の学力とは何か
・「高度な記述問題(難問奇問ではなく,考え方を重視した問題)」への挑戦(コンセプト,作問の経緯,サンプル問題)
・これからの高校数学教育への5つの提言
・新学習指導要領における共通テスト
講演③統計的仮説検定の考え方 −新課程における統計−約 60分間
講師:土屋 隆裕先生
横浜市立大学データサイエンス学部教授
~編集部より~
新学習指導要領では,数学Ⅰ,数学Bで仮説検定が扱われます。仮説検定を中心とした統計の内容を,興味深い題材を用いて作業を取り入れながら,分かりやすく解説します。統計の初歩から知りたい,統計を深めたい,というどちらの先生にも対応できる内容となっております。
【講演骨子】
・母集団分布と標本分布
・信頼区間の考え方
・統計的仮説検定の考え方
※講演時間は目安です。
※本セミナーは、高等学校の先生限定となっております。高等学校の先生以外のお申し込みはお控え下さいますようお願い申し上げます。