イベント概要
CATALYST TALK
荒谷大輔「経済のリデザイン:新しい人とものとの関係をつなぐ」
第2回:毛利嘉孝さんと「アートにおける市場原理主義」を超える
一般/ライブラリーメンバー
人やモノがどのようなかたちでつながるのか、その構造こそ「経済」の本質です。さまざまな意味で転換期を迎える今、既存の価値観の枠組みから離れて、ゲストを迎えてフラットに考える場をつくります。
資本主義の価値尺度は芸術の世界にも浸透し、いくらで売れたかが作品の価値を決めると見なされるようになっています。アートにおける資本主義の浸透に対して強烈なアイロニーをぶつけるバンクシーの試みさえ、資本主義的なアートマーケットの中に取り込まれていっているように思います。
アートによる価値の創造/転倒は、なお「お金」を尺度とすることによってしか、その価値を測りえないのでしょうか。カルチュラル・スタディーズの専門家で、ポピュラー音楽と資本主義の関係について鋭い分析をなさっている毛利嘉孝さんをお招きして、アートによる資本主義の乗り越えの可能性について、考えてみたいと思います。
※本イベントはお申込者限定で一定期間、見逃し配信を行う予定です。
詳細はお申込者に直接ご連絡いたします。
◆ライブラリーメンバーの方
「六本木ヒルズライブラリー」「アークヒルズライブラリー」メンバーの方は無料でご参加頂けます。
※「マイページ」または「ヒルズアプリ」にて「プロモーションコード」をご確認いただき、お申込画面で該当コードをご入力ください。セミナー開催時にライブラリーメンバーの方が対象です。
スピーカー
毛利嘉孝 (社会学者、東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科教授)
社会学者。専門はメディア/文化研究。東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科教授。特に現代美術や音楽、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主著に『バンクシー』(光文社新書)『ストリートの思想』(NHK出版)、『文化=政治』(月曜社)、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』(せりか書房)、編著に『アフターミュージッキング』(東京藝術大学出版会)、共著に『コミュニケーション資本主義と〈コモン〉の探求』(東京大学出版会)等。
モデレーター
荒谷大輔 (江戸川大学 基礎・教養教育センター教授、センター長)
1974年生。東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。日本文藝家協会会員。専門研究の枠組みに捕われず哲学本来の批判的分析を現代社会に適用し、これまでなかった新しい視座を提示することを得意とする。著書に『資本主義に出口はあるか』(講談社現代新書)、『ラカンの哲学:哲学の実践としての精神分析』(講談社メチエ)、『「経済」の哲学:ナルシスの危機を越えて』(せりか書房)、『西田幾多郎:歴史の論理学』(講談社)、『ドゥルーズ/ガタリの現在』(共著、平凡社)など。
<注意事項>
■視聴URLのご案内
視聴URLは、お申込完了時にイベントレジストから送付される「申込確認メール」内に記載がございます。
■イベレジ申込フォーム内で「ゲストトーク視聴+アフタートーク参加」、または「ゲストトーク視聴のみ」 のどちらかをお選びください。
■本イベントはZoomウェビナーを使用いたします。
前半「ゲストトーク視聴」は、ご視聴時、他の参加者から顔と名前は見えません。
後半「アフタートーク」は、カメラをオンにしてお顔が見える形でご参加いただきます。
・PCやタブレットなどの端末と、インターネット環境が必要です。
・下記に接続し、事前に視聴環境の確認をお勧めしております。
これまでZoomにアクセスしたことのない方は、事前に以下Zoomの接続サイトをご活用ください。
zoom.us/test
【その他】
・円滑な進行のためにいただいた情報を講師の方々に提供させていただきます。
※お申込み後のキャンセル及び返金は承っておりませんのでご注意ください。
主催 アカデミーヒルズ
今後開催予定のイベント
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