地図のエキスパート、自称「地図じぃ」太田さんと六本木の街を散策する、その名も「ブラヒロシ」。ココロとキモチが豊かになる大人のお散歩企画です。今回は、太田さんと一緒に六本木周辺の桜の名所をめぐります。

最近は地球温暖化と大都市東京の都市気候のせいでお江戸の桜の開花が日本一早くなっています。昭和の頃は確か熊本や和歌山が一番でした。古くは京都の桜の守り神、平野神社の魁(さきがけ)桜が都人(みやこびと)にとって一番早咲き桜でした。

古来、桜には山桜と里桜があり、元来の種は前者。普通は鳥が種を運びますが、平安期には貴族が山から里へと連れてきたのです。その後、突然変異や人の手によって品種改良が進み、今や桜の仲間は約600種、種によって花びらの数や色、開花時期が異なります。

東京の開花日を告げる標準木は、九段の靖國神社境内にあるソメイヨシノです。ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマ桜のハイブリッド種で、種で繁殖できず、つぎ木で増やします。花が大きく、葉が出る前に咲き、華やかさにおいてはナンバーワン。また、散り際が一斉で潔いのです。明治以降の軍国主義の下、全国に広まりました。現在の東京都文京区染井(そめい)の育苗家が改良したので、その名が付きました。「ヨシノ」は桜の名所、吉野山からそのトップブランド名をおまけに付けたのです。

六本木周辺にも桜の名所は多く、さくら坂はもとより、アークヒルズのソメイヨシノの満開時の桜トンネルは圧巻です。足を伸ばして、日枝神社の裏にそびえる樹齢約500年のエドヒガンの山王桜も素晴らしいです。今年の開花は例年に比べて5-7日早いという予想、予想が当たれば23日は春爛漫の筈です。

太田さんと一緒に、六本木周辺の「桜」ミステリー名所めぐりへ繰り出してみませんか？ご参加、お待ちしております！

【集合場所】六本木ヒルズライブラリー（六本木ヒルズ森タワー49階）
※ライブラリー館内にて、予定や地図の説明をした後、街歩きに出掛けます。
※街歩きの途中からのご参加はできません。集合時間厳守でお集まりください。

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