新着情報
イベント概要
テクノロジーを使ったビジネスで欠かせない、日本人のウェルビーイングについて議論します。
スマホアディクト、SNSによる孤独感の増加、レコメンドエンジンに囲まれたフィルターバブルなど、テクノロジーが人の意思決定や心の領域にまで大きく影響を及ぼしています。AIをはじめテクノロジーに囲まれた僕たちにとって、どのような状態が幸せと言えるのでしょうか。よりよく生きるために、サービス提供者としてテクノロジーをどのように扱っていけばよいのでしょうか?
WHO(世界保健機構)では、「健康」とは心も身体も、社会的にも良好な状態と定義されています。そういった状態のことを表すために「ウェルビーイング(Well-being)」という言葉が使われ、近年この言葉は、企業の経営方針や組織のあり方の1つの概念として取り上げられることが増えてきています。
幸福な人は、生産性、セールス効率、クリエイティビティが高いということが実証されています。良い結果が出ているから幸福になるのではなく、幸福になれば結果が良くなることが示されている調査結果もあり、今や企業活動の生産性を上げるにはウェルビーイングがカギとなっています。また、従業員の幸福度が高い企業が提供するサービスは顧客の満足度が高くなるという研究結果もあります。
自分が属している企業だけではなく、これから新しいサービスや製品を考えていく上では、顧客のウェルビーイングを意識した設計が求められていくと思われます。また、幸せを感じるポイントは、国民性による違いもあると言われています。
日本を拠点に働く僕たちは、事業を成長させるため、チームをウェルビーイングな状態にするためには、どのような環境を構築するのが望ましいのでしょうか。そして、顧客のウェルビーイングを損なわない事業設計で留意すべきことはなにか、日本社会で人がいきいきとした状態であるためには、どんな考え方が必要なのでしょうか。
いまやSDGs(持続可能な開発目標)と並んで世界的なアジェンダとして位置付けられるウェルビーイングについて、ウエアラブル技術とビッグデータ収集・活用で世界をけん引し、ハピネスに関する定量的な知見を長年にわたり集めてきた矢野和男氏と、デジタル・ウェルビーイングの観点から、人間社会とテクノロジーのよりよい関係性の在り方を学際的に研究しているドミニク・チェン氏が語り合います。
登壇者の矢野和男さんがイベント開催前に皆さんからコメントを募集しています。いただいたコメントは一部をトークセッションで取り上げさせていただくとともに、日本経済新聞でも一部ご紹介させていただきます。
【ご意見募集】AI時代に、幸せな生き方はどう変わるか?(矢野和男氏)
イベント概要
ウェルビーイング×ビジネス#01
「AI時代に生きる僕たちを幸せにするビジネスとは?」
主催 :COMEMO by NIKKEI
協力 :ピースオブケイク(note)
日時 :6月17日(月) 開場 19:00 開演19:30
場所 :ピースオブケイク社
(東京都港区北青山3-1-2 青山セント・シオンビル 4階)
参加費 : 一般 3,000円
定員 :70名
告知動画:https://youtu.be/F2k4xtNVXg0
タイムテーブル
開場 19:00
開演 19:30
トークセッション
株式会社日立製作所フェロー 矢野和男さん
早稲田大学文学学術院・表象メディア論系・准教授 ドミニク・チェンさん
交流会 21:00
終演 21:30
こんな方に特におすすめ!
・新サービスや商品企画担当者
・事業・経営企画担当者
・事業運営に携わる方
・組織改革や働き方改革に携わる方
・プロジェクトリーダー、マネジャー
・プロデューサー、ディレクター
*ご参加いただける方は、日立が開発したアプリ「ハピネス・プラネット」を事前にご利用いただけると、当日のトークセッション理解が深まります。
登壇者プロフィール
矢野和男さん
株式会社日立製作所 フェロー 兼 未来投資本部 ハピネスプロジェクトリーダ 東京工業大学 情報理工学院 特定教授。1984 年日立製作所入社。2003 年頃からビッグデータの収集・活用技術で世界を牽引してきた。論文被引用2,500件、特許出願350件。ハーバードビジネスレビュー誌にBusiness Microscope(ビジネス顕微鏡)が歴史に残るウエアラブルデバイスとして紹介されるなど、世界的注目を集める。のべ100 万日を超えるデータを使った企業業績向上の研究と心理学や人工知能からナノテクまでの専門性の広さと深さで知られる。特に、ウエアラブルによるハピネスや充実感の定量化に関する研究で先導的な役割を果たす。著書『データの見えざる手』は2014年のビジネス書ベスト10(book vinegar)に選ばれる。博士( 工学)、IEEE Fellow。https://note.mu/kazuoyano
ドミニク・チェンさん
早稲田大学文学学術院・表象メディア論系・准教授、ディヴィデュアル共同創業者、NPO法人コモンスフィア理事。 ウェルビーイングとテクノロジーの関係、人工生命技術と創造性の関係性、インタフェース・デザインの研究活動に従事。さまざまな学問領域をまたぐ豊富な知見と人脈、鋭い考察で時代を俯瞰している。 最新刊に、『情報環世界――身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版、共著)、そのほか著書に、『作って動かすALife:実装を通した人工生命モデル理論入門』(オライリー・ジャパン、2018年7月、共著)『謎床:思考が発酵する編集術』(晶文社、2017年7月、共著)、『電脳のレリギオ:ビッグデータ社会で心をつくる』(NTT出版、2015年)、訳書に『ウェルビーイングの設計論:人がよりよく生きるための情報技術』(BNN新社、監訳)、『シンギュラリティ:人工知能から超知能まで』(NTT出版、監訳)など多数。
COMEMOとは
発信するビジネスパーソンを応援する投稿サイト「日経COMEMO」では、ビジネスパーソンの働き方やマインドを変えるようなテーマについて、各界リーダーを招いてトークセッションを開催しています。 COMEMOは、ニュースや書籍、体験などから得た気づきや考えを日々、記録・共有することができる知見シェアサービスとして2017年7月に立ち上がりました。さまざまな分野で活躍する専門家をキーオピニオンリーダー(KOL)として招待しています。彼らの知見を通して世の中を新たな視点で見ることができます。また、見るだけではなく、自分の意見を投稿することもできます(KOL以外の投稿については、COMEMO運営がnote上の#COMEMOタグの付いた投稿を巡回して、良いものを取り上げさせていただいております)。
https://comemo.nikkei.com
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