イベント概要
近年、タイに設立している法人は大きく成長を続ける企業、また反対に閉鎖に追い込まれてしまう企業など2極化が始まりつつあります。その中でも進みつつある動きの1つとして、タイにはASEANの統括拠点のみを置き、人件費を抑えるために製造拠点などをタイ近隣諸国に移動するタイプラスワンの動きが活発化してきています。COVID-19が終息してきた中、このタイプラスワンの動きは今後、日本企業が急速に拡大する新興国・途上国市場を開拓・確保するために有用であり、その効果を十分に発揮させるためにはタイの拠点の生産性をいかに引き上げるかも合わせて課題となってきています。上記より今回のセミナーでは、タイ近隣諸国であるカンボジア、ラオス、ベトナムの投資・外資規制、税法、法務など進出を検討するにあたり、基本となる概要を各国の情報を比べながらご説明をさせて頂きます。
今後のASEAN市場開拓の施策の1つとして参考にしていただければ幸いです。
2023年4月25日(火) 15:00~16:00(日本時間)
【開催スケジュール】
15:00-15:45 | “タイプラスワン”タイから拡げるために押さえるべきこととは Ⅰ.タイプラスワンの動きが進みつつある理由 1.タイプラスワンに関して 2.現在のタイ市場 3.タイプラスワンを実施している企業の例 Ⅱ.近隣諸国国市場の動き(ベトナム/カンボジア/ラオス) Ⅲ.近隣諸国外資規制に関して(ベトナム/カンボジア/ラオス) Ⅳ.近隣諸国税法に関して(ベトナム/カンボジア/ラオス) Ⅴ.近隣諸国特徴に関して(ベトナム/カンボジア/ラオス) Ⅵ.今後のASEAN戦略に関して 1.今後のASEAN戦略に関して <講師> 株式会社東京コンサルティングファーム ASEAN Reginal Manager 髙橋 周平 東京コンサルティンググループ入社後、東京税理士法人に所属し、会計税務の実務、及び各国財務諸表をベースに財務分析によるアプローチのコンサルティングの知識を身に着け、2017年4月より、東京コンサルティングファームタイ法人へ着任。タイでは、約60人の社員を従え、会計税務のみに限らず、労務、法務、人事、様々な分野で日系企業、外資企業の経営サポートを行っている。現在、タイをはじめ、カンボジア、ラオスなどメコン川流域地域の統括を行っている。 |
15:45-16:00 | ASEANグループ管理の現実解 ASEAN諸国に展開する上で、各国でスムーズに連携し、グループ会社としての経営状況をタイムリーに把握していくことが重要なカギになると言えます。しかしながら、税制や商慣習、企業規模の違いにフィットさせながら管理基盤を構築する事は容易ではなく、貴重なリソースを本質的なミッション以外の作業で消費してしまっている例が少なくありません。そこで本セッションでは、クラウドシステムを活用したグループ管理の現実解をお伝えいたします。 <講師> ビジネスエンジニアリング株式会社 プロダクト事業本部 シニアコンサルタント、米国公認会計士 春山 雄一郎 GLASIAOUS(グラシアス)の営業・開発・導入・プロモーションまで幅広く業務を担当。特に海外に進出している日本企業との面談が多く、システム導入にあたり様々な課題とその解決策を提示している。 |
【対象】
・海外子会社管理部門、財務・経理部門の方
・ASEAN地域でのビジネスを実施・予定・検討されている方 等
【アクセス】Zoom Webinar *接続方法は別途ご案内いたします。