CES2022 日本から出展したスタートアップに聞く成果と世界の最新トレンド メルカリやアワード受賞企業が登壇【無料】 ◆日経イノベーション・ミートアップ◆
日本経済新聞社(日経渋谷センター)
1月はじめに、米ラスベガスで開催された大型テクノロジーイベント「CES2022」に日本から出展したスタートアップの方々に、事業内容や成果、世界のトレンドなどを語っていただきます。 「CES2022」が2年ぶりにリアル開催されました。コロナ禍の影で、2021年は完全オンライン開催でした。CESでは毎年、家電やコンピューター、インターネットサービス、自動車など、さまざまな分野で、大手企業が新しい製品やサービスを発表します。実は、スタートアップ企業にとっても、自社を世界に発信する大きな舞台となっています。 今回の日経イノベーション・ミートアップでは、「日本代表」として「CES2022」に出展したスタートアップ各社に、ご登壇いただき、自社の事業に加え、出展した成果などを語っていただきます。CESの表彰制度「イノベーション・アワード」を受賞したスタートアップもいらっしゃいます。ぜひご参加ください。 ◇聴講をお勧めしたい方 ◎大手・中堅企業で新規事業を担当されている方 ◎スタートアップ経営者の方 ◎オープン・イノベーションを推進されている方 ◎起業準備など、新しい挑戦に取り組んでいらっしゃる方 ◎スタートアップの情報を集めている方 ◎テクノロジーに関する世界の最新動向を知りたい方 ◎就職や将来のキャリアを意識し始めた大学生 ◇日時   2022年1月28日(金) 19:00~20:30 ◇会場  オンライン(Zoomウェビナー)  視聴用URLは、遅くとも開演1時間前までに、申し込みサイト(イベントレジスト)からお伝えします。 ◇登壇者(順不同) Fairy Devices株式会社 代表取締役 CEO / CTO 藤野真人氏 mercari R4D リサーチャー 山村亮介氏 株式会社D'Arts 代表取締役・CEO / 起業家 髙野永華氏FutuRocket株式会社 代表取締役 美谷広海氏 株式会社Piezo Sonic 代表取締役 多田興平氏 株式会社SkyDrive  広報責任者 兼 CEO室長 宮内純枝氏 Vixion株式会社 代表取締役 石塚隆之氏 mui Lab株式会社 代表取締役社長 大木和典氏 Global Mobility Service株式会社 事業本部 国内事業部門 事業開発担当 松本亜祐実氏 日本貿易振興機構(ジェトロ)イノベーション・知的財産部 スタートアップ支援課 課長 島田 英樹 氏 日本貿易振興機構(ジェトロ)イノベーション・知的財産部 スタートアップ支援課 課員 椎名 エバレット達弘 氏 (その他調整中) ※登壇者や内容、開演日時はやむを得ず、予告なしに変更する場合があります。 ■登壇者プロフィール 藤野 真人 (Masato FUJINO) 氏 Fairy Devices株式会社 代表取締役 CEO / CTO2005年、東京大学農学部生物情報工学研究室卒。在学中に大学発創薬ベンチャーRNAi(ゲノム創薬)を創業メンバーとして立ち上げ。同大学院医学系研究科医科学専攻に進学する傍ら、代表取締役に就任。 大学院での実習・研究の課程で「ヒトの心に寄り添うモノの温かさ」に気付いたことで、「ヒトと機械が繋がる世界を創る」ことを決意。 MIT Learning &Memory Centerを経て、大学院を退学し「使う人の心を温かくする技術開発」をミッションとするFairy Devices株式会社を設立し代表取締役に就任。 その他活動として、日本電産顧問(非常勤、人工知能の産業応用、研究所の人材育成)、総務省:先駆的ICTに関する総務大臣懇談会委員、グローバル・コミュニケーション開発推進協議会委員、他。 LINKLETは、全世界的に普及したビデオ会議システムである「Zoom」や「Microsoft Teams」による一人称視点での遠隔支援・ビデオ配信を実現するウェアラブルソリューションです。LINKLETを利用することで、ユーザーは一人称視点の映像/音声を遠隔地にスムーズに共有できます。例えば、「観光などのアクティビティ体験の共有」や、「家庭内作業の遠隔支援・駆けつけ不要化」、「習い事の配信とリアルタイムコミュニケーションによる遠隔レクチャーの大規模化」などが世界中のZoom/Microsoft Teamsユーザーに対して可能となります。 また、「withコロナ時代の新しい共同作業」の形が世界的に求められる中、世界最大のデジタルテクノロジー展示会であるCES 2022において、本邦製品で唯一「CES 2022 Innovation Awards」を3部門で同時受賞しました(*https://fairydevices.jp/news_2021111101)。 山村 亮介(やまむら りょうすけ)氏mercari R4D リサーチャーmercari R4Dリサーチャー。東京大学インクルーシブ工学連携研究機構価値交換工学共同研究員。東京大学筧研究室共同研究員。2008年株式会社デンソーに入社しディーゼルコモンレールシステム向けインジェクタの研究・開発・設計、新規事業プロジェクト立ち上げなどを担当。2018年3月に株式会社メルカリに入社しR4Dオフィサーを経て、東京大学とpoimoのプロジェクトを立ち上げ2019年より現職でpoimoの研究、社会実装を担当。 poimoはインフレータブル構造(空気圧により膨らむ風船構造)で作られた電動モビリティです。ボディにインフレータブル構造を採用することで乗り心地を空気の量で変更できると共に、モビリティとして十分な大きさと収納性を兼ね備えています。普段はボディを小さくたたんでおき、必要な時に膨らませるという、これまでにない使い方が可能です。また布地を切り抜いて自由な形で製作できるため、カスタムメイドにも適しています。ボディのカスタマイズ性を活かし、普段や移動先での移動で使うだけでなく、軽量な車椅子として使う、荷物の搬送に使うなど生活に寄り添ったインクルーシブなモビリティを目指しています。 髙野 永華(たかの はるか)氏株式会社D'Arts (でぃーあーつ) 代表取締役・CEO / 起業家日本のVR業界全体の活性化に貢献するためにVRアニメのビルダーと配信プラットフォームがセットになった「ハッチポットVR」の開発・運営を行っている。 Web/Unity/AI等、幅広い開発経験をもち、0から1を生み出すことに喜びを感じる起業家。 Hatch-Pot VR (はっちぽっとぶいあーる)Hatch-Pot VR(通称:ハッチポット)は、VRコンテンツが自動生成される作成ツール(VRアニメビルダー)とそれによって作成されたコンテンツを配信するサービスです。 コードを書かなくても、脚本を作るように台詞やト書きなどを入力するだけで、AIが脚本に合わせてVRコンテンツを自動生成してくれます。 従来は、VRアニメを作るのに脚本、キャスティング、制作など多くの時間や手間をかける必要がありました。しかし、この「ハッチポット」を使うことで、今までゲームやアニメを開発したことがない方でも、素早く数多くのVRアニメなどのコンテンツを発信していくことができます。 美谷 広海(みたに ひろうみ)氏 FutuRocket株式会社 代表取締役 フランス生まれ、中学・高校生時代はギリシャで過ごす。楽天、グリーで海外事業に従事し、2015年からハードウェアスタートアップ、Cerevo社にて海外のセールスとマーケティングを担当。2017年8月末にスマートIoT製品の企画・開発を行うFutuRocket株式会社を設立。2018年、バルセロナ4YFN、パリViva Technology出展。CESには2015年から8年連続出展者として参加。   ManaCam (マナカム)は約1万円で導入できる利用者をカウントすることに特化したシンプルな AI カメラ です。電球ソケット、ライトレールがあれば、設置工事、配線工事も不要で、どなたでも手軽にスマートシティ、DXへの取組を始めることができます。 コワーキングスペース、オフィスを中心に導入・実証実験を進めています。 多田 興平(ただ こうへい)氏 株式会社Piezo Sonic 代表取締役 1975年、神奈川県生まれ。中央大学大学院理工学研究科修了。大学在学時よりJAXAとの共同研究で月面探査ロボット用モータの開発に携わる。共同研究先のモータメーカに就職後は、超音波モータをはじめとするロボット技術において、機構設計、駆動回路の設計、開発、製造までに至るまで、ほぼすべての工程を担当。 2017 年に株式会社 Piezo Sonic を設立。 搬送用自律移動ロボット:Mighty-D3は宅配便などで人手不足となっているラストワンマイルを埋める搬送用自律移動ロボットです。搭載しているカメラとセンサにより目的地までの自動走行を行い、市街地や病院、高層マンション等での非接触・非対面物流や案内を実現します。日本の月面探査ロボットの機構を応用した特殊な機構と弊社が開発しているモータをステアリングに搭載することにより、15cmの段差乗越え、その場旋回、真横移動が可能。屋外・屋内の多くの場所で路面状況を気にすることなく走行できることが大きな特徴です。Mighty-D3はPiezo Sonic社の設計コンセプトである3C(Cool、Cute、Compact)に基づいてデザインされており、人の生活環境に適応するサポートロボットを目指しています。本格的な導入に向け、工場や病院、研究機関で実証実験が進められています。 宮内 純枝(みやうち すみえ)氏株式会社SkyDrive 広報責任者 兼 CEO室長 リクルートに新卒入社。 編集、ブランディング、ネットマーケティング、提携、R&D等を担当。2014年にマーケティング部門のマネージャーに着任。カンヌライオンズ、グッドデザイン賞など受賞多数。2016年にグロービス経営大学院にてMBA取得。株式会社SkyDriveの創業メンバー。2019年~2021年9月、取締役。2021年10月より現職。 「SD-03」は2020年に日本初の公開有人飛行試験を行った、SkyDrive社の空飛ぶクルマです。豊田市で開発されたこの機体は、約4分間の有人飛行試験に成功しました。「SD-03」は、2025年に大阪ベイエリアでエアタクシー事業の開始を目指す次期モデル「SD-05」の試験機です。「SD-03」で取得した数々のデータと知見は、商用機となる「SD-05」の開発にフィードバックされています。SkyDriveは、電動で垂直離発着が可能な空飛ぶクルマを開発し、日常的に空を移動できる世界をつくってまいります。 石塚 隆之 (いしづか たかゆき)氏 Vixion株式会社 代表取締役 1999 年  HOYA 株式会社入社。ビジョンケア事業部 配属。 2015 年 九州大学病院と、ロービジョン患者向けウェアラブル機器の協同研究開発に携わり、社内起業「MW(メディカルウェアラブル)プロジェクト」創設。 2018 年 メディカル事業部 転籍。 MW プロジェクトを事業化。世界でも市場化の例をみない「暗所視支援眼鏡 MW10HiKARI(ひかり)」の発売を実現させる。2021年4月 意思決定スピードを上げ、さらに患者様向けに総合サービス業を目指し、HOYA㈱より分社独立。ViXion株式会社設立。 独立の際、HOYA及び 個人投資家「浅田一憲氏(医学博士)」「藤野英氏(レオス・キャピタルワークス 代表取締役会長兼社長・最高投資責任者)」「㈲nendo」等より出資支援をうけMBO実施。 「暗所視支援眼鏡 HOYA MW10 HiKARI (ひかり)」について HOYA MW10 HiKARI (ひかり)I は、独自開発の小型低照度高感度カメラで捉えた像を、明るい映像として装用者の目の前の有機 EL ディスプレイに投影する、眼鏡タイプのウェアラブル機器です。夜盲症や視野狭窄など、網膜色素変性症等の患者様がが本機器を装用することで、暗所においても、対象物を自然な色彩で見ることができるようになります。2021年7月コロナ禍で困る患者の声を反映し、リモートチャット機能を追加しサブスクサービス開始。さらにnendoによる新デザインのヘッドマウントを追加。2022年1月 海外展開開始。台湾向け輸出開始しCES。 大木 和典(おおき かずのり)氏 mui Lab株式会社 代表取締役社長 上智大学卒、NISSHA北米ボストン駐在、新規事業開発を推進。2017年社内ベンチャーでmui Labを創業、2019年MBOで独立。本杢のIoTインターフェースである「Calm UI」をmuiボードにより世界初量産化。現在は、世界共通スマートホーム規格Matter対応のmui platformによるソリューション事業を展開。2019年、2022年のCESイノベーションアワード受賞。2020年Best of CES受賞。2021年イタリアArchiproducts design award winner。「カーム・テクノロジー」(アンバー・ケース著、2020、BNN)の翻訳版を企画、監修、寄稿。Matter 対応のmui platform(「スマートホーム」部門にてCES2022イノベーションアワード受賞) 「mui プラットフォーム」は、あらゆるIoTデバイスやシステムを穏やかなものにし、生活空間において柔らかで温かいデジタル情報体験を提供するプラットフォームです。。私たちは、mui Lab独自の技術と設計手法により、ディスプレイ、スピーカー、クラウドシステムなど様々なデジタルプロダクトを心地良く快適に使える製品に変えます。ユーザーはテクノロジー感を意識することなく、必要な情報のみを無理なく受け取ることができるため、家族や大切な人との関係性を深めることに貢献できます。 松本 亜祐実(まつもと あゆみ)氏 Global Mobility Service株式会社 事業本部 国内事業部門 事業開発担当 立命館アジア太平洋大学卒業後、「真面目に働く人を正しく評価する仕組みを創造する」というビジョンに共感し、2021年4月にGMSへ入社。現在は東京本社にて事業開発を担当し、「配送ドライバーとして物流業界で真面目に働くため、車のご購入を希望するお客様」向けに、審査通過率の高い車両リース商品を組成・提供する。その傍らでマーケティングにも携わり、オウンドメディアのディレクションや、マーケットリサーチ等にも従事。 エンジンを遠隔起動制御するIoTデバイス(MCCS)と、ドライバーの働きぶりを可視化するプラットフォーム(MSPF)を掛け合わせた「金融包摂型」FinTechサービスを提供。世界に17億人いるとされる、金融サービスにアクセスできず車を使った仕事がしたくても車を購入できない人々が、自動車ローンやリースを利用できるようになる社会的DXを実現。貧困層・低所得層の人々が車を所有し、就業の機会を得て、収入を向上させることで、貧困を抜け出すだけでなく、子どもに高等教育を受けさせたり、家族でより広い家に住めたりなど、それぞれが望む豊かな暮らしの実現に貢献している。これまでフィリピン、カンボジア、インドネシア、日本でサービスを展開し、13,000もの人々の生活を豊かにしてきた。 島田 英樹 氏 日本貿易振興機構(ジェトロ)イノベーション・知的財産部 スタートアップ支援課 課長 1998年大学卒業後、東京三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行。北京大学留学、北京、大連支店勤務を経て、2005年日本貿易振興機(JETRO)に転職。2009年からの 7年にわたる北京での駐在を含め、中国関連業務は14年に及ぶ。2016年に帰国後、海外調査部、商務情報産業課、企画部などを経て、2020年7月より現職(対日投資部DX推進チーム兼務)。 起業家マインド育成プログラムの実施、海外展示会におけるジャパンパビリオン運営、世界的大手アクセラレーターと共同したメンタリングやアクセラレーションプログラムの実施などを通じてスタートアップの海外展開を積極的にサポート。立命館大学客員教授。 椎名 エバレット達弘 氏 日本貿易振興機構(ジェトロ)イノベーション・知的財産部 スタートアップ支援課 課員 2021年大学卒業後、日本貿易振興機構(JETRO)入構。日本発スタートアップの米国展開支援を担当。 CES2022やTechCrunch Disrupt 2021での出展を主担当として支援。 全体進行 日本経済新聞社 上田敬 ■新型コロナウイルス感染症への対応について 新型コロナウイルス感染予防のため開催を中止するなど、緊急の対策を取らせていただくことがあります。 ◆◆◆日経イノベーション研修のご案内◆◆◆ 日本経済新聞社はJTBと連携して、「CES 2022 視察プログラム」を実施しています。専門家が解説するオンラインセミナーは、オンデマンドで1月31日まで配信します。「3年後の世界」が見えてくるイベント「CES」のセミナーに、ぜひご参加ください! ◇お申し込み・詳細はこちらから https://adweb.nikkei.co.jp/ces2022/