日仏ヘルスケア・イノベーションセミナー ~人生100年時代のフランス発ヘルスツーリズムと地域創生~ 【日経イノベーション・ミートアップ】
日本経済新聞社(日経渋谷センター)
「人生100年時代」に突入し、2025年には日本の人口の約1/3が65歳以上になると予想されます。日本は他国と比べて急激な少子高齢化が進み、今後の超高齢化社会に向けた「健康増進」モデルは国際社会でも大変注目が集まるところです。同じく高齢化社会を迎えるヨーロッパでは、「温泉」が健康保険に適用されています。「温泉」をキーワードに、ヘルスケア・イノベーション、ヘルスツーリズムなどについて解説します。
◇聴講をお勧めしたい方
地域創生を担う自治体関係者ヘルスケア領域で新規事業を検討している企業関係者ヘルスケアツーリズムに関心がある方フランスに興味がある方
◇日時
2022年7月26日(火) 19:00~20:30
◇会場
オンライン(Zoomウェビナー)
視聴用URLは、遅くとも開演1時間前までに、申し込みサイト(イベントレジスト)からお伝えします。
◇プログラム
〇司会進行:林薫子氏 株式会社NARAFRANCE(取締役代表)
◎開会あいさつ:上田敬 日本経済新聞社
19:05-19:20
「日仏経済交流委員会の活動からみるフランスのヘルスツーリズムと地域創生」 (仮)
富永カルパンティエ典子氏 日仏経済交流委員会 総代表 (パリより)
内容:日仏経済交流委員会の紹介とフランスのライフスタイル(QOL)と健康・ヘルスツーリズムやスポーツと余暇活動についてフランスの経済・ビジネス、地域創生の視点から紹介。19:20-19:45
「地域経済活性と健康寿命延伸に向けたフランスの古くて新しい温泉(タラソテラピーを含む)イノベーション」(仮)
ジュアンド ヤスコ氏 一般社団法人日仏温泉・タラソテラピー・文化振興会SPALOHAS俱楽部 代表理事
内容:フランスの温泉は健康保険が適用されているが、保険適用を外される危機に陥ったのを機に、業界再編成と21世紀型科学的な温泉療法効果の実証、地方経済活性等「温泉イノベーション」を実施した。QOLを重視した副作用のない100%自然療法としてフランス人が享受し、「うつ病」や「乳がん全摘後の心身のケア」等の治療の他、健康保険適用外では「アルツハイマー患者と家族の受け入れ」や「ダイエット」等のプログラムもある。超高齢化を理由に健康保険適用を廃止されたタラソテラピー(海洋療法)は、市場ニーズを取り入れて人気のヘルスツーリズムの拠点となった。具体的なデータや事例を交えてフランスの温泉イノベーションを紹介。19:45-20:00
「地域創生とヘルスツーリズム:フランスのヘルスツーリズム「タラソテラピー」を日本的に活用した大分県豊後高田市パーフェクトビーチの事例紹介」(仮)
河野 真一氏 大分県豊後高田市商工観光課長
豊後高田市は上記関連事業で2021年度国土交通省「地域づくり表彰審査会特別賞」、内閣府(恋人の聖地)第2回 地域活性化大賞『観光庁長官賞』、ビーチテラスが「グッドデザイン賞」を受賞。20:00-20:30 パネルディスカッション+質疑応答
テーマ:1.ヘルスツーリズムと温泉・海洋資源活用
2.付加価値のある地域創生とは
3. 質疑応答
参加者:1.富永カルパンティエ典子氏 (日仏経済交流委員会、総代表)
2.ジュアンド ヤスコ氏(一般社団法人日仏温泉・タラソテラピー・文化振興会SPALOHAS俱楽部 代表)
3.河野真一氏 (大分県豊後高田市商工観光課長)
モデレーター:林 薫子氏(株式会社NARAFRANCE 代表)
20:30 クロージング(上田敬 日本経済新聞社)※登壇者や内容、開演日時はやむを得ず、予告なしに変更する場合があります。
※お申込みには日経IDが必要です。
※後日、無料でアーカイブ配信する可能性があります。
■登壇者プロフィール
富永カルパンティエ典子氏 (日仏経済交流委員会CEFJ、総代表)立教大学仏文科卒。卒業時フランス語を全く話せないことに気づきフランスはアンジェのカトリック大学に留学。その後アンジェ大学の人文科学観光学科(現ESTHUA)で学ぶ。日本にて欧州連合、自動車関連企業に勤務後、2004 年よりフランス在住。渡仏後、HEC Executive MBA取得。現在はCEFJの代表としてそのネットワークの活動の発展に努める。約150社の日仏企業が業界と規模を超え、会員となっている。パリ・イルドフランス地方商工会議所を母体とし1997年に設立され、相手をよりよく知り、自分をよりよく知ってもらうことを目指し、イベント(シンポジウム、講演会、セミナーなど)を開催し対話の場を提供。エネルギー、気候変動、モード、などをテーマにしたフォーラムや、財界人などをゲストスピーカーとした講演会を開催。コロナ禍、イノベーションと起業家精神の発展を巡り、両国のエコシステムの協力発展を目指し数々のウェビナー開催。2021年より、会員企業の持つ専門性・ノウハウをシェアするためにマスタークラスを開催。
WWW.CEFJ.ORG
ジュアンド ヤスコ氏 (一般社団法人日仏温泉・タラソテラピー・文化振興会SPALOHAS俱楽部 代表理事)
在日フランス大使館経済部(当時)で市場調査を行い、温泉や海が「超少子高齢化時代」に有益と知り2005年に独立。フランス最大の湯治場Dax市長はじめ取材を続け、日本で初めて「フランスの温泉療法と健康保険」を紹介。フランスの温泉イノベーションと日本の温泉文化交流による相互補完を目的に、日仏の医師・専門家・施設等と提携して啓蒙や体験サポートを行っている。大分県豊後高田市ビーチ事業で、ヘルスツーリズムの核を総監修し、フランスのノウハウを日本型に変換。本事業で市が2021年度国土交通省「地域づくり表彰審査会特別賞」と内閣府(恋人の聖地)「地域活性化大賞観光庁長官賞」を受賞した。「フランス温泉療法名誉賞」(2014)。「世界温泉サミット~医療・健康・美容分科会」(2018)、「ヴィシー・ジャポン~日仏温泉円卓会議」(2021)パネリスト他多数。日本温泉地域学会会員。おおいた温泉情報交換会委員(大分県受嘱)。
www.spalohas.com
河野 真一氏 (大分県豊後高田市商工観光課長)
大分県豊後高田市商工観光課長就任8年目。豊後高田市は10年連続「住みたい田舎ベスト3!」(宝島社)に選ばれ、複数部門で第一位を獲得。神仏習合の「六郷満山文化」、国の「名勝」に指定された景勝地が2カ所ある里山から「日本夕陽百選」の海岸など豊かな自然景観に恵まれ、欧州のダイエットウォーターに匹敵する「超硬水」の源泉など、2つの「炭酸水素塩泉」源泉を持つ施設、高濃度の塩化物泉温泉など希少な温泉も評価を得ている。中心部には昭和の風情を残す「昭和の町」があり観光スポットとなっている。さらに、「安全」「清潔」「快適」な海水浴場(パーフェクトビーチ)の構築と自然環境を活かしたタラソテラピーの手法を取り入れたビーチリゾートの構築を実施し、2021年度国土交通省「地域づくり表彰審査会特別賞」、内閣府(恋人の聖地)第2回 地域活性化大賞『観光庁長官賞』、ビーチテラスが「グッドデザイン賞」を受賞。またデジタルアート美術館の「太陽と月の部屋」が文化庁メディア芸術祭アート部門大賞を受賞している。
https://www.city.bungotakada.oita.jp/
司会 林 薫子氏(株式会社NARAFRANCE 代表取締役、高知大学人文社会科学部非常勤講師)
明治大学大学院で経営学修士を取得後、フランス、ニースに留学。フランスのMBAにあたるDESSマーケティング、DEA経営学を取得後、現地でのインターンシップを経て帰国。2003年より在日フランス大使館経済部(当時)に就職し、バイオテクノロジー、IT、スタートアップ関連フランス企業の日本進出をサポート。2015年より同大使館貿易投資庁・ビジネスフランスの上席貿易担当官。2020年6月に退職。現在は奈良県生駒市に移住し、株式会社NARAFRANCEを起業。リモート商談の日仏通訳、ウェビナーの企画、運営や、大学での経営学、アントレプレナーシップの講師などで活躍中。2022年4月より高知大学人文社会科学部非常勤講師(フランスビジネス、アントレプレナーシップ)https://www.narafrance.com/全体進行
日本経済新聞社 上田敬