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『障害当事者参画論 第3版』について
本書は、東京2020大会前後から加速された障害者等当事者が参画する建築・施設・住まいづくり、まちづくりの考え方、具体的な参画手法を取りまとめたものです。
全5章からなり、当事者参画とは何か、当事者参画を進める多様なプロセス手法の意義、設計者、事業者、行政の対応などが具体的事例で解説されています。
また、国土交通省により全国10地域(地方整備局、地方運輸局)で進められているバリアフリー評価会議地域分科会の活動の様子は地域の多様性があり興味深いです。さらに全国の参画事例では、各種公共的施設における多様な方法による当事者参画事例とその課題が簡潔に紹介されています。
第3版では各地の当事者参画事例の追加と2024年6月に公表された国交省「障害者の居住にも対応した住宅設計ハンドブック」の概要、その検討過程における当事者の参画、大分市を中心とした障害者の共同の住まい等を紹介しています。
【目次】
はじめに
1章 総論
2章 当事者参画の意義と効果
3章 参画の対象、制度、実施体制
4章 地域の参画状況
5章 参画事例
おわりに
