イベント概要
海外リスクマネジメントセミナー
国内企業の海外進出動向と
グローバルリスク管理の実践
アジアをはじめとした新興国の経済発展は著しく、国内企業の海外進出はますます加速しています。一方で、日本とは異なる商習慣やインフラなど様々な要因が障壁となり、多くの企業にとって海外でのビジネス展開は容易ではありません。そのため、特に情報の入手が困難な海外企業との取引に関しては、信頼できるデータに基づく意思決定やリスク管理を徹底する必要があります。そこで今回、東京商工リサーチ(TSR)は、海外進出支援に関して豊富な実績とノウハウを有する日本貿易振興機構(JETRO)の担当者をお招きし、調査に基づく国内企業の貿易投資や海外投資の動向、およびFTA利用や電子商取引の傾向などをお話しいただきます。また、TSRが提供する全世界2億7千万件超の企業情報データベースを活用した効率的な海外リスク管理手法について、独自の観点からご説明いたします。
【開催概要】
[日時] 2017年9月15日(金) 14:00~16:00 (13:30受付開始)
[対象] 財務、審査、経営企画部門、海外ビジネス担当者
[人数] 50名様 ※個人、同業の方はご遠慮願います
[費用] 無料
【アジェンダ】
14:00~14:50
日本企業の海外事業展開への取り組み状況について
独立行政法人日本貿易振興機構 海外調査部 国際経済課長 米山 洋 様
2016年には英国のEU離脱を巡る国民投票(6月)、米国大統領選(11月)が世界的に大きな注目を集めました。また、経済面では中国経済が緩やかに減速する一方、先進国のなかで米国経済の堅調さが目立っています。こうした世界情勢の変化は日本企業の海外ビジネスにどのような影響を及ぼすのか。ジェトロが実施した「日本企業の海外事業展開に関するアンケート調査」や各種統計資料を基に、日本企業の今後の海外ビジネスの方針や対応を分かりやすく解説します。
15:00~15:50
グローバルビジネスを成功させるためのリスクベースドアプローチ
株式会社東京商工リサーチ ソリューション開発部 執行役員 田中 智子
グローバル化の進展に伴い、日本の各企業は中国やASEANをはじめとした様々な地域に進出し、安価な労働力と豊富な資源を活用した生産性の向上や、成長市場への積極的な営業を展開しています。しかし一方で、中国経済の失速など、昨今のグローバルビジネスをとりまく環境は極めて不透明な状況にあり、今まで以上に正確な情報に基づいた顧客管理が求められています。そこで今回、D&Bのパートナーである東京商工リサーチが、海外展開に伴う様々なリスクの最小化を実践するための基本的な考え方についてご説明いたします。特に、今後の動向が懸念されている中国およびASEAN諸国を中心に海外におけるリスク管理を取り巻く環境と取引開始前後に取るべきアクションについて、D&Bのグローバルネットワークを背景としたTSR独自の視点から解説いたします。
15:50~16:00 質疑応答