イベント概要
未踏OB限定のイベントです。未踏社団の支援のもとに開催され、講習内容が未踏OB向けに極端に最適化されているので、未踏OBでない方の参加はご遠慮ください。
簡単な説明(TL;DR)
- 未踏OB限定のもくもく系開発合宿です。
- ハードウェア系に最適化しています。初心者向け講習やはんだごてもあります。
- 初心者からハードウェア本業の人まで集まるので、開発がとてもよく進みます。
イベント内容
未踏OB限定の開発合宿です。「IoT合宿」の名前の通り、ハードウェアがからんだ開発をしやすいよう、はんだごてや置き部品など、補助設備を備えています。
未踏OBなら、ハードウェアやIoTの経験を問わず、どなたでも参加可能です。ハードウェア初心者の方向けに、講習も行います。
ハッカソンではありませんので、期間中になにかを完成させることは目的にしません。むしろ、次につながる開発や、参加者同士の情報交換による、プロジェクトのブーストを目的にしています。
合宿最終日の「公開タイム」を除いて、非公開かつパクリ禁止のイベントです。したがって、知財や商品化のからむプロジェクトの開発もできます。(実際に過去の合宿で例がありました。)
この合宿の特長は、土曜日まる1日、開発に充てられる点です。すでに自分のプロジェクトを持っている参加者はもちろん、ハードウェア系が初めての参加者でも、講習が初日でほぼ完了するので、1日じっくり使って理解を深められます。この特長があるので、合宿で初めてハードウェアを触った参加者でも、合宿終了までに何かのIoTデバイスを完成できなかった参加者はいませんでした。
また、過去の合宿では、ハードウェアが全く初めてという参加者から、すでにハードウェア製品を世の中に送り出した経験のある参加者まで、様々なレベルの参加者が集まりました。初心者でも中級者・上級者でも、誰かのわからないことは他の誰かが知っている、という理想的な環境でした。
様々な知識のある未踏OBが集まってハードウェアを触ると、予想以上のスピードで開発が進みます。初心者の方も、上級者の方も、いつもとは違う開発に集中してみませんか?
合宿のタイムライン
以下はおおまかなタイムラインです。特に指定のない時間帯は、各自開発に充てます。また、希望により、LTや「データシート読書会」など、参加者の開発の邪魔にならない範囲で、各種ミニイベントを行います。
- 1日目
- 17:00 開場
- 19:00 夕食
- 20:00 ハードウェア講習1(希望者のみ)
- 2日目
- 9:00 ハードウェア講習2(希望者のみ)
- 12:00 昼食
- 19:00 夕食
- 3日目
- 12:00 昼食
- 13:00 公開タイム、まとめ
- 15:00 撤収
会場に用意してあるもの(参加チケットに含まれるもの)
以下のものを会場に用意しています。
- 広めの机、電源
- インターネット接続(Wi-Fi)
- プロジェクタ、スクリーン
- ホワイトボード
- 置き部品
- 各種電子部品を会場に設置しておき、参加者は自由に使えます。使った分だけ各自代金を払うシステムです。よく使う抵抗器などのほか、センサモジュール等も用意します。
- 「足りなかった」「なくしてしまった」等の緊急用のほか、センサモジュールを使って、簡単なガジェットを即席でつくることもできます。
- はんだごてセット
- 上記の置き部品を使うために、簡単なはんだづけを行うためのセットです。
- 「モジュールにピンをはんだづけする」「部品がとれてしまった基板を補修する」といった用途向けです。キットを一から組み立てるような用途に使うのはご遠慮ください。
- 会場のホテルに特別に許可をもらって設置していますので、私物はんだごての持ち込みはご遠慮ください。
- 宿泊費
- 部屋は基本的に2人部屋(ツイン)です。参加者数、男女比等で1人部屋になることもあります。特別な要望のある場合はご相談ください。
- 食事
- 1日目夕食、2日目朝昼夕食、3日目朝昼食
- 1日目の夕食に間に合わない方は、前日までにご連絡ください。また、アレルギー等のある方もご連絡ください。
参加に必要なもの
各自、開発に必要なものを持ってきてください。ただし、ハードウェア初心者の方で、講習を受けられる方は、以下のものが必要ですので、揃えて持ってきてください。
- PC(OS 問わず)
- Raspberry Pi の制御、開発に必要です。
- シリアルコンソールを使用するので、ターミナルエミュレータ(WindowsならTeraTermなど)をインストールしておいてください。
- Raspberry Pi の OS イメージ(NOOBS)をダウンロードしておいてください。
- USB A ポートを1つ使うので、内蔵でない場合は変換ケーブルなどを用意しておいてください。
- Micro SD カードリーダー
- Raspberry Pi の OS イメージを書き込むのに必要です。
- ワークショップ用部品
- こちらの部品リストにあるものが必要です。
- このページの上部にある「スターター部品パック」チケットを買っていただければ、運営側で代理購入して当日お渡しします。
- 一部お持ちのものがあれば、ご自分で揃えていただくとお安く済みます。
ハードウェア講習で達成できること
ハードウェア講習は、以下ができるようになることを目標にしています。なお、今までの合宿で、以下ができなかった参加者はいませんでした。
- Raspberry Pi を使えるようになる
- 「Lチカ」ができるようになる
- スイッチやセンサーからの入力をプログラムから使えるようになる
- LED表示器に自在に文字や数値を出せるようになる
ハードウェアにはもちろん複雑なものもたくさんあるのですが、最近はかなりパッケージ化が進んでいるので、個人でプロダクトをつくり始める時点においては、むしろソフトウェア勝負の割合が大きくなっています。上記4つを把握すれば、ここから発展するのにもうそれほどハードルはありません。未踏OBなら、以上ができたらデバイスをインターネットにつなぎ、IoTシステムを作成するのも難しくないでしょう。
お問い合わせ先
お問い合わせについては、以下へお願いします。
- 一般社団法人未踏 IoT研究会
- メール: sig-iot (at) mitou (dot) org
部分参加される方はあらかじめご一報いただけるとうれしいです。また、合宿でこういうことはできるか?といった一般的な質問や、会場に置く部品の希望なども受け付けています。
皆様のご参加お待ちしております。