イベント概要
第1回知識融合セミナー「農業の新領域を拓くデータサイエンスとは何か」
前半の内容紹介:
様々な業界において「膨大な選択肢からベストな選択肢を探索する」という問題はありふれていますが、答えを求めるのがとても難しい問題です。
最近注目されているIoTに対する重要な課題でもあります。
これを高速かつ高精度で解くことができる計算技術が開発されれば、膨大な情報に囲まれた私たちの生活は一変するでしょう。
こうした問題に対する強力なアプローチとして期待されている量子アニーリングについて紹介し、共同研究者の方々とともに進めている研究内容についてお話しします。
講師1人目:
早稲田大学高等研究所
助教 田中 宗 氏
主な研究活動:
早稲田大学高等研究所助教として、量子アニーリングや理論物理学の研究に従事しております。
量子アニーリングの可能性を広げるため、様々な業種の方々との情報交換を積極的に行っております。
様々な方から頂く刺激をもとに、日々挑戦しながら、楽しく研究活動を行っております。
後半の内容紹介:
今後深刻化していく食料問題解決に貢献する技術の一つとして、ゲノム情報とデータ科学を利用した高速育種法であるゲノミックセレクションに注目が集まっています。今回のセミナーではゲノミックセレクションについて紹介するとともに、その技術を発展させ強化するための研究についてご紹介します。
講師2人目:
東京大学 大学院農学生命科学研究科
生産・環境生物学専攻 生物測定学研究室
准教授 岩田 洋佳 氏
主な研究活動:農学とデータ科学の融合と発展が我々の研究室の使命の一つです。現在私は、ゲノミックセレクションとよばれる手法をさらに発展させ、能力の高い品種を素早く作り出すための育種システムを開発するための研究に励んでいます。最近ではドローン計測などの新技術も続々登場し、毎日心をワクワクさせながら研究を進めています。
形式:
講義+参加者とのディスカッション形式
日時:
2016年8月10日(水)18:30-20:00
場所:
株式会社リバネス東京本社(飯田橋)
東京都新宿区下宮比町1番4号 飯田橋御幸ビル4階
https://lne.st/about-us/access/
定員:
20名