Event Description
与信管理セミナー
危ない会社の見分け方とTSRのグローバル
与信管理ソリューション ~定量分析編~
販売先の与信管理業務は、今や仕入先や外注先を含むすべての取引先を管理し、取引基盤の強化や経営全体の安定、内部統制においても重要な役割を持つようになりました。このような背景から、TSRでは与信管理のスペシャリストである末松義章先生を講師にお招きし、本年4月に「危ない会社の見分け方とTSRの与信管理ソリューション」と題したセミナーを開催しました。
さらに今回は定量分析編として、末松先生より国内外における“粉飾決算”の概念とその手法について解説いただき、“粉飾決算”を見分けるためのワークショップを実施いたします。また、後半ではTSRのパートナーであるDun & Bradstreetによるグローバルな財務情報活用ツールをデモンストレーションも交えてご紹介いたします。業務上、財務分析をされる方、財務分析について理解を深めたい方はぜひご参加ください。
【開催概要】
[日時] 2019年7月5日(金) 15:00~17:00 (開場 14:30)
[対象] 財務・審査・経営企画部門
[人数] 40名様 ※1社2名様まで/個人、同業の方はご遠慮願います
[費用] 無料
【アジェンダ】
オープニング ご挨拶
株式会社東京商工リサーチ 執行役員 田中 智子
15:00~16:30 危ない会社の見分け方 ~定量分析~
千葉商科大学大学院 客員教授 与信管理士 末松 義章 先生
与信管理において財務情報を重視する企業は多いですが、財務分析が形骸化してはいませんか。本講演では、末松先生の企業における実務経験や倒産企業の研究に基づき、“粉飾決算”への理解を通して定量分析だけにとどまらない適切な財務分析をするためのヒントをご提供します。財務諸表を読み解くワークショップもありますので、筆記用具をご用意してご参加ください。
【講師略歴】1968年慶應義塾大学卒業後、日商岩井(株)入社、審査部にて与信管理に従事。(株)ワタエイへ出向し、常務取締役就任。1997年(株)ジェイアール東日本商事に入社し、同社取締役管理審査部長就任。その後、東日本旅客鉄道(株)調査役を経て、(株)ジェイアール東日本商事の顧問就任。2005年千葉商科大学大学院客員教授(2006年より甲南大学大学院講師兼務)、2008年文京学院大学外国語学部客員教授。2010年千葉商科大学大学院政策研究科博士課程卒業、博士号取得。
主な著書:『実践で使える与信管理の手引』『営業・財務を強くする与信管理のしかた』『不正経理処理の実態分析』他多数
16:30~16:40 質疑応答
16:40~17:00 一貫性のあるグローバル財務分析を実現 「D&B Global Financials」とは
株式会社東京商工リサーチ ソリューション開発部 コンサルタント 三輪 治郎
海外企業とのビジネスでも取引先を財務の面から分析することは重要です。しかし、国内に比べて情報入手が難しく、また会計基準も各国で異なるため網羅的で一貫性のある分析や評価は容易ではありません。TSRはこうした課題に対応するために、主要国企業の財務情報の入手と統一した基準による分析を実現するオンラインツール「D&B Global Financials」を2019年4月にリリースいたしました。海外ビジネスにおける定量面からのリスク管理をより高度化する本サービスをデモンストレーションも交えて分かりやすくご説明いたします。