イベント概要
映画「カランコエの花」上映+ 対話会
〜子ども, 教育, LGBTQ+〜
「LGBTQの人の割合は、左利きの人と同じくらいといいます。」
一方で、自分の周りにはいない、出会ったことないな、と思っている人も多いのではないでしょうか。
今回は学校におけるLGBTを題材にした作品、
「カランコエの花」のオンライン上映+対話会を企画しました。
開催日程----------------------------------------
5月31日 (日) オンライン(zoom)
上映スケジュール
10:00~第一回上映会
15:00~第二回上映会
21:00~第三回上映会
※ (上映時間約40分+対話30分)
参加費------------------------------------
一般:1000円
学生:500円(各回限定数)
イベント概要------------------------------------
今回上映する「カランコエの花」という映画は、
学校でのLGBTの生徒と、それを取り巻く周囲の葛藤を描いた作品になっております。
本作品は「うーん…」と考えさせられる部分も多く、見終わったあとに少し誰かと話したくなるのが特徴です。
そこで本上映会では、鑑賞後に参加者の皆様とのスモールトークの時間をとっております。
映画を楽しんでいただきながらLGBTや教育・子どもについて考えるきっかけになればと思っております。
映画紹介------------------------------------
本作「カランコエの花」はとある高校2年生のクラスが舞台です。
ある日突然行われた『LGBTについて』の授業。
しかし自分たちにだけ行われたその授業に生徒たちは 「うちのクラスに LGBTの人がいるんじゃないか?」とLGBT探しを始めてしまいます。
それぞれの思いが交差するその渦中で高校生はLGBTをどう受け止めるのか…。
非常にシンプルな状況の描写によって、私たちに問うてくる作品です。
上映時間約40分。
解説----------------------------------------
近年社会問題として国際的にもメディアで多く取り上げられている「LGBT」。
当事者を主とした恋愛や状況を描いた映画は国内外で多く発表されている中、それを “取り巻く周囲の人々”にフォーカスを当てることで、彼らの過剰な配慮によって翻弄されていく当事者を描いた今までにない視点の映画作品です。
また、それが観客に対するリアルなメッセージとして感動を与え、国内映画祭でグランプリ6冠を含む計13冠を受賞。
さらに今若手女優として注目度の高い今田美桜を主演に起用し、等身大の女子高生の心の動きを新鮮な演技で描いた点も見どころとなっています。
監督・作品について-------------------------------
中川駿(なかがわしゅん)
1987年 石川県生まれ。東京都在住。
大学卒業後、イベントの制作会社にて勤務。その後独立し、イベントディレクターとして活動する傍らで、ニューシネマワークショップにて映画制作を学ぶ。現在はフリーランスのイベント/映像ディレクターとして活動中。監督作品は『time』『尊く厳かな死』『カランコエの花』『UNIFORM』
『カランコエの花』(2016年製作)
・第26回レインボー・リール東京 グランプリ受賞
・京都国際映画祭2017 クリエイターズ・ファクトリー グランプリ受賞
・第4回新人監督映画祭 コンペティション・中編部門 グランプリ受賞
・横浜IFF2017 中編部門最優秀賞・ジャック&ベティ賞 W受賞
・第51回TOKYO月イチ映画祭 グランプリ受賞
・第16回中之島映画祭 グランプリ受賞
・第9回下北沢映画祭 観客賞・日本映画専門チャンネル賞 W受賞
・うえだ城下町映画祭第15回自主制作映画コンテスト 実行委員会特別賞受賞
・はままつ映画祭2017 観客賞受賞
・福岡インディペンデント映画祭2018 レインボー賞・俳優賞(今田美桜)受賞
主催団体------------------------------
・子育てサロン「ふぃろそふぃあ」
世田谷区社会福祉協議会の地域支え合い活動として、世田谷区の松陰神社で毎月第4土曜日に開催しています。 日常から少し離れて、ゆったり、じっくり、話せる場、考えたり、思いめぐらす場になれば、と様々なワークショップを行っています。
・viva学び場
「新たな学びをデザインする」をテーマに教育系イベントや地域活動をしています。学校に疑問を感じながらも、何が問題で、どう変えていけばよいのかわからない、という代表自身の頭の悪さから、一緒に考える、考えさせるというコンセプトのイベントを開催しております。運営を一緒にしていただける仲間も募集しておりますので、お気軽にお声がけください。
企画者メッセージ------------------------------
LGBTの人が抱える生きづらさはその人だけの問題ではないように思います。
人口減少、少子高齢化における日本で、10人に1人いるLGBTに適切な教育・就業機会がないことによる経済的損失、
彼らがもたらすファッションや芸術の多様性といった文化的損失、
そして、誰でもそんな生きづらさを抱える可能性があるということ。
私たちと共に社会をつくる人の生きづらさを、「私たちの問題」として捉えられないでしょうか。
(佐藤雄一郎 /慶應大学修士課程, viva学び場)
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なにかご不明な点があれば、お気軽にお問い合わせください。
上映会担当, 佐藤:learning.viva123@gmail.com