Event Description
■授業概要
かつて方言はちょっと恥ずかしくて、隠したいものでした。
ところが、1980年前後になると方言は個性的と捉えられるようになり、
むしろ誇らしいものという価値観が目立つようになります。
その後、方言を話すキャラクターがマンガやドラマに
主人公格として登場、方言人気をさらに後押しする時代を迎えました。
この20年の間に、「○○方言をしゃべる女子/男子はカワイイ」という
「方言に『萌える』」感覚が世間に広く共有されるようになった一方、
現代の共通語のベースとなる首都圏のことばをしゃべる人間は、
「方言がなくてすみません……」という残念感を抱く――
そのような大きなことば価値の転換が生じました。
なぜ、こうした現象が起きたのでしょうか。
その背景には、テレビやインターネットの広まりに加え、
わたしたちの暮らしの変化が存在しています。
方言の研究を専門とする田中ゆかりさんに、
そのあたりをうかがいたいと思います。
■講師:
田中ゆかり(たなか ゆかり)さん
方言を専門とする言語学者。博士(文学)。
日本大学文理学部教授。
早稲田大学第一文学部卒業後、読売新聞社に記者として勤務。
退社後、早稲田大学大学院文学研究科に入り、
その後、静岡県立大学国際関係学部専任講師、
日本大学文理学部助教授などを経て、現職。
著書に『「方言コスプレ」の時代 ニセ関西弁から龍馬語まで』
『方言萌え!? ヴァーチャル方言を読み解く』
『読み解き! 方言キャラ』『首都圏における言語動態』
などがある。
■収録日:
2022年10月17日(月)
■時間:
13:15開場 13:30開始 15:00終了
※授業開始後のご入場はできません。
あらかじめご了承ください。
■料金:
・入場料:無料
■募集人数:
・25名
【ご注意】
・募集人数が少ない講座ですので、
確実に来ることができる場合のみご応募ください。
・キャンセルは、school-event@1101.comまで
メールにてご連絡ください。
・開始15分前に開場いたします。
それ以前の時間にはご入場いただけません。
・全席自由です。
・発熱や味覚障害などの症状のある方はご来場をお控えください。
・ご来場時は、必ずマスクをご着用ください。
・受付時に、非接触型体温計にて検温をお願いいたします。
37.5度以上の方はご入場をご遠慮ください。
・ご入場の際に除菌用アルコールをご利用ください。
・当日は映像、写真や音声が収録され、それを編集したものが
ほぼ日刊イトイ新聞WEBサイト、ほぼ日の學校のアプリ、
TwitterやFacebookなどのSNS、その他の媒体で公開されます。
ご自身が映り込む可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
(映り込みがNGの場合はご参加はご遠慮ください)
・許可以外の開演後の撮影ならびに録音は禁止です。
【お申込みについてのお問い合わせ】
・school@1101.com宛に
「収録観覧問い合わせ」という件名でお送りください。
なるべく早くお返事いたしますが、
お待たせすることもございますこと、ご了承ください。