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『障害当事者参画論 第2版』について
本書は、東京2020大会前後から加速された障害者等の当事者が参画する建築・施設づくり、まちづくりの考え方、その方法、具体的な参画事例を取りまとめたものです。
全5章からなり、当事者参画とは何か、当事者参画を進める多様なプロセス手法の意義(プロセスエコノミー)、設計者、事業者の対応の方法などが解説されています。
特に、国土交通省の全国10地域(地方整備局、地方運輸局)で進められているバリアフリー評価地域分科会の活動の様子は地域の多様性もあり興味深く取りまとめられています。
全国の参画事例では、各種公共的施設における多様な方法による当事者参画事例を簡潔に紹介しています。
第二版は、昨年11月に開催した沖縄での当事者参画セミナー時から、第1章総論、第3章当事者参画の制度と体制、第4章地域の参画状況、に加筆修正を加えました。第5章当事者参画の事例では5事例を新たに追加しています。
特に、第1章では行政等発注者、事業者に向けた当事者参画論へ、第4章では国土交通省移動等円滑化評価会議地域10分科会の内8分科会からの最新報告が行われています。総頁で10頁ほど増えています。
ここ数年急速に障害者等の参画を得て公共的施設の整備やまちづくり事業が進められています、是非ご一読され、バリアフリー・ユニバーサルデザインの施設整備やまちづくりに役立てて頂ければと思います。
【目次】
はじめに
1章 総論
2章 当事者参画の意義と効果
3章 参画の対象、制度、実施体制
4章 地域の参画状況
5章 参画事例
おわりに