イベント概要
戦争について詠んだ歌を鑑賞することから、戦争の記録・記憶の継承について考えるという8月特別企画です。
今回読む本は、日清・日露戦争から太平洋戦争までの代表歌によるアンソロジーです。
この本は、膨大な数にのぼる「戦争の歌」の中から51首が厳選され、1首あたり原則見開き2ページで観賞・解説がまとめられており、短歌ビギナーでもすいすい読める好著です。
しかし、コンパクトな形式にまとめるために、著者にとっては書き足りなかったことも、山ほどあると思われます。
そこで、この企画では、前半に著者の松村正直氏から、この本を書くにあたって考えたこと、苦労したことや工夫したことなどを、掲載歌をいくつか取り上げながら話していただきます。後半は、質疑応答の時間を十分に取った後に、未来の戦争を招くことがないように、戦争の記録・記憶の継承について参加者のみなさんとともに考えます。
戦争、短歌(言語表現)、歴史の継承などについて関心のある方は、ぜひご参加ください。
テキスト:松村正直著『戦争の歌(コレクション日本歌人選78)』(笠間書院、2018年)
日時:2020年8月12日(水)20:00-22:00
場所:Zoom
ゲスト:松村正直氏
1970年東京都生まれ。歌人。塔短歌会編集長。 歌集に『午前3時を過ぎて』(第1回佐藤佐太郎短歌賞)『紫のひと』など、評論集に『短歌は記憶する』(第9回日本歌人クラブ評論賞)『戦争の歌』など。現在、「角川短歌」に評伝「啄木ごっこ」を連載しているほか、朝日新聞の短歌時評やNHK短歌の選者を務めている。京都市在住。
参加費:1,000円
申込み:EventRegistのページからお申込みください。
参加費は、クレジットカードまたはPaypalでお支払いいただけます。
お申込みされた方には、ZOOMのURLをメールでお知らせします。