Event Description
【 会場 】東京シティビュー「手塚治虫 ブラック・ジャック展」会場内(六本木ヒルズ森タワー52F)
※森タワー2F「美術館・展望台入口(ミュージアムコーン)」からお越しください。一つ上の階(森タワー3F)「美術館・展望台チケット/インフォメーション」で入場受付をいたします。アカデミーヒルズから直接イベント会場にはご入場いただけませんのでご注意ください。
【申込開始日】
一般チケットは、9月14日(木)11時〜より受付開始いたします。
ライブラリーメンバーチケット(先着10名)は、9月15日(金)18時〜より受付開始いたします。
東京シティビューで開催される「手塚治虫 ブラック・ジャック展」東京会場の公式ファシリテーターを務める宮田裕章氏(慶応義塾大学医学部教授)と、『いまにも通ずるブラック・ジャック』をテーマに、トークイベントを2回シリーズで開催します。 現代の医療や社会課題にも通ずる『ブラック・ジャック』の本質を読み解く議論を盛り上げて頂きます。
第2回のテーマは「身体の不思議~『ブラック・ジャック』が問いかけたこと~」
マンガ『ブラック・ジャック』では、天才的な外科技術を持つ医師・間黒男(はざま・くろお)が数々の難手術を成功させるストーリーが目立つ一方、身体の神秘、そして「医者はなんのためにあるんだ」と言わしめるほどの過酷な生死の壁にぶつかり苦悩するストーリーも数多くあります。
「人間が生き物の生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね・・・」という恩師のセリフには、手塚治虫氏の生命観が凝縮されているかもしれません。
今回、本作を通じて手塚氏が訴えかけたかった「生命の不思議」について、2名のゲストともに、議論します。
ゲスト:伊藤亜紗(美学者)、小鷹研理(からだの錯覚の研究者)
ファシリテーター:宮田裕章(慶應義塾大学医学部教授、データサイエンティスト)
宮田氏からのメッセージ 手塚治虫先生が『ブラック・ジャック』という作品を通して、私たちに投げかけた問いは、時代を超えて今なお重要な意義を持っています。これは医療に関わる多くの人々が『ブラック・ジャック』という作品を、現在も大切に思っていることにもつながります。 この数十年の中で、医学や科学は急速に発展しました。その一方で医学の意義、そして医療のあり方についての議論はますます深まっています。現代は、かつてよりも多くのいのちが救えるようになりました。しかし、それゆえにその過程にある選択、その背景にある格差、技術がもたらす新たな尊厳の問題と向き合うことが不可欠なのです。 また新型コロナウイルスによって医療と社会の関係性についても様々な課題が浮かび上がりました。医療は独立した1つのモジュールではなく、社会そのものと密接に結びつき、私たちの世界を構成しています。手塚先生はすでに、社会や医療の双方の歪みがもたらす問題についても、『ブラック・ジャック』で描いてきました。 科学や医療の急速な発展と、社会のあり方が変化する現在だからこそ、手塚治虫先生の普遍的な問いに向き合うことが大切だと感じています。『ブラック・ジャック』という作品の魅力や作品を通して感じる未来を、皆さまと一緒に考えるこの機会を楽しみにしております。 |
※トーク終了後に「手塚治虫 ブラック・ジャック展」へご案内いたします(自由鑑賞)。
※トーク前の鑑賞はできません。
※欠席された場合、後日展覧会のみの鑑賞はできません。
定 員:30名 ※先着順
会 場 :東京シティビュー「手塚治虫 ブラック・ジャック展」会場内(六本木ヒルズ森タワー52F)
※第1回「いま命を描くとは~『ブラック・ジャック』が問いかけたこと~」10/5開催
詳細はこちら (別途要申込)
会期:2023年10月6日(金)〜 11月6日(月)
会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
詳細: https://blackjackex.roppongihills.com/
スピーカー
伊藤亜紗(美学者)
東京工業大学 科技術創成研究院 未来の人類研究センター長。 MIT客員研究員(2019)。 専門は美学、現代アート。 もともと生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。 2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究専攻美学芸術学専門分野博士課程を単位取得のうえ退学。 同年、博士号を取得(文学)。 主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)など。WIRED Audi INNOVATION AWARD 2017受賞。
小鷹研理(からだの錯覚の研究者)
1979年生。名古屋市立大学芸術工学研究科准教授。工学博士。「からだの錯覚」を通じてミニマルセルフに深く干渉する体験を志向する「小鷹研究室as 注文の多いからだの錯覚の研究室」を主宰。研究室の錯覚は、2019年よりBest Illusion of the Year Contestに4年連続入賞。『からだは戦場だよ』(岐阜・やながせ)、『注文の多いからだの錯覚の研究室展』(名古屋・栄)など独自の体験型の展示を多数企画。ARS ELECTRONICA、NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]、SusHI Tech Square等の展示に参加。野島久雄賞(認知科学会)、Best XR Content Award(Siggraph Asia)、審査委員会推薦作品(文化庁メディア芸術祭)など受賞。著書に『からだの錯覚』(講談社ブルーバックス)。
宮田裕章 (慶應義塾大学医学部教授、データサイエンティスト)
1978年生まれ。2003年東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程修了。同分野保健学博士(論文)。早稲田大学人間科学学術院助手、東京大学大学院医学系研究科 医療品質評価学講座助教を経て、09年4月東京大学大学院医学系研究科医療品質評価学講座 准教授、14年4月に同教授に就任(15年5月から非常勤) 。15年5月から慶應義塾大学医学部医療政策・管理学教室 教授、20年12月から大阪大学医学部 招へい教授に就任。著書に「共鳴する未来 データ革命で生み出すこれからの世界」)河出新書、「データ立国論」(PHP新書)などがある。
【注意事項】
※アカデミーヒルズライブラリーメンバー:無料 (先着10名)
プロモーションコードを入れてお申込ください。
■プロモーションコード確認方法
<アカデミーヒルズ ライブラリーメンバー>
以下の①または②にて「プロモーションコード」をご確認いただき、お申込ください。
※セミナー開催時にライブラリーメンバーの方が対象です。
①「マイページ」➾「セミナー・イベント」
②「ヒルズアプリ」➾「ahマーク」➾メンバーズ・スクエアの「セミナー・イベント」
【その他】
■お申込みキャンセルについて
お申込のキャンセルは、10月5日(木)18時までに、library@academyhills.com へご連絡ください。
キャンセル手続き完了時に、「【イベント名】重要: チケットキャンセルメール」という件名のメールを送信いたします。イベントレジストのマイチケット画面でもキャンセル状況をご確認いただけます。
※上記期限以降の返金は承っておりません。
※キャンセル手続き完了まで、2営業日程度お時間を頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
■円滑な進行のため、いただいた情報をスピーカーの方に提供させていただきます。
■当日はメディアによる取材、カメラ撮影が入る予定です。ご了承ください。
■LIVE配信について
本イベントは、手塚プロダクション公式YouTubeチャンネルにて、ライブ配信(無料)を予定しています。視聴に関しては申込不要です。
https://www.youtube.com/@tezukaproductions
主催:東京シティビュー
協力:アカデミーヒルズ
お申込期日:2023年10月10日(火)16:00まで