いま世界の現場で何が起きているのかを、海外在住の日本人ジャーナリスト、起業家、活動家の視点を通して解説し、そこから見えてくることを参加者の皆さんと考えるオンラインセミナーシリーズ。

シリーズ第8回は、越境をテーマに世界各国で取材を続けるジャーナリストの村山祐介さんをお迎えし、ポスト冷戦期が音を立てて崩れたウクライナ侵攻の前後1000日を、舞台となったウクライナと欧州の現場から振り返る、これまでの取材の総括ともなるイベントをお届けします。

村山さんにはこれまで、アカデミーヒルズで7回にわたって講演をいただきました。今回7月18日に出版された『移民・難民たちの新世界地図：ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録』（新潮社）は、まさにこれまでのアカデミーヒルズでの7回のイベントの集大成になります。

村山さんが現地に行ったからこそ見えてきた、新たにできたヒト・モノ・カネ・情報のルートが塗り替えていく世界地図の最前線に迫ります。

これまで、アカデミーヒルズの村山さんのイベントでは、点として各回の現場で起きている出来事の取材報告を詳細にお話いただいていました。今回ご参加いただく方は、これまでの1000日を現在から俯瞰して振り返ることで、これまでの点と点がつながって世界における大きな時代の変革のうねりを感じることができるでしょう。

普段の日常生活では知ることのできない世界に触れ、あなたの視野を広げてくれる内容になるはずです。

※お申込者限定で「見逃し配信」を行う予定です。開催1週間後より「1週間」配信いたします。詳細は、お申込者に直接ご連絡いたします。


移民・難民たちの新世界地図：ウクライナ発「地殻変動」一〇〇〇日の記録
村山祐介／著（新潮社）定価：2,420円（税込）
※Amazonにて発売中
ヒト・モノ・カネ・情報の「新たな奔流」が世界を変えていく。衝撃のルポ。厳寒の森に「移民兵器」として放たれるクルド人家族、鉄の棺桶のような船で地中海に漕ぎ出すアフリカの人びと、徴兵を逃れて雪の山に消えるウクライナの青年たち……。秩序が崩れ落ちる欧州に出現した“パラレルワールド”を往還しながら、圧倒的な取材力で「新世界」のリアルを可視化する第一級の現場報告。