イベント概要
■申込開始:2016年10月03日(月)10:00、先着順
IoT、BD(ビッグデータ)、AI(人工知能)、ロボット等々の進展は、多様な分野において新たな価値を創出するイノベーションを次々に起こしている。これらは個々に、また繋がり合って、産業生態系を加速度的に変容させつつある。
小説をはじめとするコンテンツ制作から自動車の自動走行運転まで、乳がん検診や特許審査から新しい料理レシピ作成まで…、多くの分野で地殻変動を起こし始めている。
とはいえ、これらの先端科学技術研究の進展の多くは、既にSFをはじめとした先端小説で描かれているものではないか。しかも、これらに携わる研究者の多くは、幼少時から小説・漫画・映画等のコンテンツの愛読者であることが少なくない。つまり、コンテンツは科学技術研究者の想像力を刺激し、サイエンスはコンテンツ作家の創造力を刺激するのである。
そこで、先端科学技術研究者とコンテンツ作家の相互交流の場と機会を創出し、その関係を意図的に加速するようにしたらどうなるか。想像力溢れる先端科学技術の方向付けと科学に裏付けられた尖ったコンテンツが期待できるだろう。さらに、そこに企業のR&D担当者が加われば、その成果を事業経由で社会実装に持ち込めるかもしれない。
このようなサイエンスとコンテンツの創発を生じさせるべく、昨年度「サイエンスアゴラ2015」のキーノートセッションにおいて「サイエンス・コンテンツ・イノベーションスタジオ(仮)」をキックオフした。幸い多くの支持を得たので、今年度はさらにそれを拡充すべく、第2回のシンポジウムを開催する。
●登壇者:氏名50音順
<パネリスト(氏名50音順)>
川端 裕人 氏(小説家・ノンフィクション作家)
中村 祐一 氏(NECシステムプラットフォーム研究所長)
松原 仁 氏(公立はこだて未来大学 教授/副理事長、人工知能学会 前会長)
<モデレーター>
妹尾 堅一郎 氏(産学連携推進機構 理事長)
○登壇者略歴
■川端 裕人 氏(小説家・ノンフィクション作家)
1964年兵庫県明石市生まれ。千葉県千葉市育ち。東京大学教養学部卒。日本テレビ入社後、科学技術庁、気象庁などの担当記者を経て、97年退社。98年『夏のロケット』で小説家デビュー。2000年『動物園にできること』で第31回大宅壮一ノンフィクション賞候補。04年『せちやん 星を聴く人』で第25回吉川英治文学新人賞候補。他の著書に『川の名前』、『銀河のワールドカップ』、『宇宙の始まり、そして終わり』(小松英一郎氏との共著)など。最新作は『青い海の宇宙港』(春夏篇・秋冬篇)
■中村 祐一 氏(NECシステムプラットフォーム研究所長)
1988年東京工業大学理工学研究科電気電子工学専攻修了、2007年早稲田大学大学院情報生産システム研究科修了、博士(工学)。
1988年4月NEC入社、以来NECの研究開発部門で、システムLSI、プロセッサや組込みソフトウエアの設計、及び設計システムの研究開発に従事。その成果はNECのスーパーコンピュータや、光通信システム、自動車用マイコン、各社の液晶TV、 携帯電話などに広く利用される。2013年10月よりグリーンプラットフォーム研究所所長、2016年4月より現職。国立情報学研究所客員教授。
■松原 仁 氏(公立はこだて未来大学 教授/副理事長、人工知能学会 前会長)
1959年2月6日東京生まれ。1981年東大理学部情報科学科卒業。
1986年同大学院工学系研究科情報工学専攻博士課程修了。
工学博士。同年通産省工技院電子技術総合研究所(現産業技術総合研究所)入所。
2000年公立はこだて未来大学教授。
2016年公立はこだて未来大学副理事長。人工知能、ゲーム情報学、観光情報学などに興味を持つ。著書に「コンピュータ将棋の進歩」、「鉄腕アトムは実現できるか」、「先を読む頭脳」、「観光情報学入門」など。前人工知能学会会長、情報処理学会理事、観光情報学会理事。
■妹尾 堅一郎 氏(産学連携推進機構 理事長)
慶應義塾大学経済学部卒業後、富士写真フイルム株式会社勤務を経て、英国国立ランカスター大学経営大学院博士課程満期退学。産業能率大学助教授、慶應義塾大学大学院教授、東京大学先端科学技術研究センター特任教授、九州大学客員教授等を歴任して現職。現在も東京大学や一橋大学で大学院生を指導。
内閣知的財産戦略本部専門調査会前会長、農水省技術会議議員ほか、多くの省庁委員や大手企業役員を兼務。
ビジネスモデルと知財マネジメントに関する研究と教育を続ける。著訳書多数。中でもベストセラーになった『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか』は題名が流行語にもなった。また、実践面では、秋葉原の再開発プロデュース等で著名。
●定員:100名 ※先着順、定員に達した段階で締め切ります。
●対象者:研究者、技術者、作家等のクリエーター、事業企画者、官公庁職員、大学生・大学院生等
●参加費(人):1,000円(税込) ※クレジットカード決済のみ対応
●キャンセルポリシー:
当システム(イベントレジスト)にてチケットを事前購入頂いたのちにキャンセルされる場合は、開催前々日11月1日(水)正午までに事務局までメールにて、氏名・メールアドレスを添えてFb657セミナーキャンセルの旨をご連絡ください。(申込システムの機能上、ご自身でキャンセルすることはできません。)
なお、期日までにキャンセル頂けない場合は、ご返金できかねますので予めご了承ください。
●企画・運営:株式会社早川書房、NPO法人産学連携推進機構
