イベント概要
シンポジウム:考えよう。みんなで「二刀流」 マルチスポーツの秘める可能性
2019/1/11(金)12:30分開場/13:00開演@とかちプラザ(レインボーホール)【入場無料】
転換期を迎えている日本のスポーツ界、とりわけジュニアアスリートの育成・指導体制。スポーツ本来の「楽しさ」「遊び」の要素を再認識し、子供の心身の成長を本気で考えた育成モデルを目指して。
同時に複数の競技を楽しむ「マルチスポーツ」の秘める可能性を、世界の事情に詳しい専門家や、地元十勝が生んだ日本人「二刀流」アスリートと一緒に議論します。さらには、アスリートのセカンドキャリアを支える学業との「二刀流」の普及についても取り上げます。
[タイムスケジュール]
13:00
開演挨拶
Marta Zawadzka氏(国際アイスホッケー連盟(IIHF)Council Member(理事)・2019女子U18世界選手権大会チェアパーソン)
米国アイスホッケー協会(USA Hockey)のマルチスポーツ育成モデルー American Development Model (ADM)の紹介
Emily West氏(USA Hockey ADM Manager for Female Hockey)
マルチスポーツ、そしてFUNを根幹に据えるジュニア育成モデル「American Development Model」(通称ADM)を実践し、国としての競技の強化に成功している米国アイスホッケー協会。女子U18世界選手権のアメリカチームに帯同するスタッフから、ADMの概要をご説明いただきます(通訳付き)。
13:30
カナダにおけるマルチスポーツ推奨活動(Sport for Life)& 日本におけるマルチスポーツ事情
新井 彬子氏(東京理科大学助教・日本アイスホッケー連盟企画委員会委員)
カナダのスポーツ普及活動「Canadian Sport for Life」(通称CS4L)におけるジュニアの長期育成モデルも、「FUNdamental」(fun(楽しさ)&fundamental(基礎)を掛け合わせた言葉)というキーワードを使うなどして、特に幼少期においてはスポーツの楽しさを重視した育成を展開しています。また、アイスホッケー・野球・サッカー・バスケの各競技団体が連携して、マルチスポーツを推奨する活動に国を挙げて取り組んでいます。その概要を、日本の事情との対比も交えて、CS4Lの活動に関与した実績のある新井彬子氏が紹介します。
13:50
スタンフォード流・日本スポーツへの提言 〜マルチスポーツと文武両道〜それぞれの二刀流
河田剛氏(スタンフォード大学アメリカンフットボール オフェンシブ・アシスタント)
アメリカの大学スポーツの現場にコーチングスタッフとして身を置き、アメリカの超名門大学で学生トップアスリートを指導する河田剛氏。同氏に、アメリカのジュニア・学生スポーツの実情、NCAA(全米大学体育協会)のポリシー等をご説明いただきながら、マルチスポーツ・文武両道の観点から日本スポーツ界のこれからについてご提言いただきます。
(休憩)
15:00
パネルディスカッション「語ろう。私たちの二刀流」
<パネリスト>
河田 剛氏
杉浦 稔大氏(北海道日本ハムファイターズ投手)
桑井 亜乃氏(ラグビー女子セブンズ日本代表)
志賀 葵氏(アイスホッケー女子日本代表)
(モデレーター:水野 雄太(日本アイスホッケー連盟企画委員会委員))
河田剛氏と共に、地元十勝が誇る、一流の「二刀流」アスリート三名をパネリストとしてお招きし、マルチスポーツについて熱い議論を交わしていただきます。アスリートのお三方には、自らの「二刀流」の経験を存分に語っていただき、皆で、これからの日本スポーツ界におけるマルチスポーツの可能性について考えます。
16:30 終了
<パネリストプロフィール>
河田剛 Tsuyoshi Kawata
1972年7月9日生、埼玉県さいたま市出身。城西大学アメフト部を経てリクルート(現オービック)シーガルズで選手として4回、コーチとして1回日本一。2007年に渡米、スタンフォード大学アメフト部でボランティアコーチ就任後、2011年よりオフェンシブ・アシスタントに就任、現職。シーガルズのアドバイザー、大阪経済大学客員教授も務め、最近では日本大学アメフト部の新監督選考委員会にも所属した。著書「不合理だらけの日本スポーツ界」ではマルチスポーツに関して提言するなど、日米のスポーツ事情に精通している。
杉浦 稔大 Toshihiro Sugiura
1992年2月25日生、帯広市出身。小学校3年生から野球を始め、並行して中学校までアイスホッケー選手としても活躍。帯広大谷高3年夏の北北海道大会決勝に進出も甲子園出場はならず。国学院大から東都大学1部リーグ通算12勝を挙げ、ドラフト1位で2014年に東京ヤクルトスワローズに入団。同年9月24日にプロ初勝利を飾る。17年途中、トレードで北海道日本ハムファイターズへ移籍。18年は2勝をマークし、プロ5年間の通算成績は8勝8敗、防御率4.74。
桑井 亜乃 Ano Kuwai
1989年10月20日生、幕別町出身。高校卒業まで地元十勝で過ごし、その後中京大学卒、立正大学大学院修了。大学卒業まで陸上競技(円盤投げ)に打ち込み、アイスホッケーも高校3年までプレー。2012年にラグビーに転向し、16年リオ五輪に女子セブンズ日本代表として出場。チームはARUKAS QUEEN KUMAGAYAに所属し、埼玉県熊谷市の八木橋百貨店に勤務。
志賀 葵 Aoi Shiga
1999年7月4日生、帯広市出身、高校卒業まで帯広で過ごす。所属チームは帯広レディース(〜2017/18)→TOYOTA CYGNUS(トヨタシグナス)、ポジションはDF。平昌五輪にはチーム最年少(当時高校生)で出場。中学3年でU-18日本代表、16歳からフル代表(スマイルジャパン)にも招集された経験を有する。高校時代はソフトボール部にも所属し、レギュラーとして帯広三条高初の全道大会4強入りに貢献した経歴も持つ、スマイルジャパンの誇る「二刀流」アスリート。
※以下の時間・場所にて整理券の事前配布も行っております:
●十勝毎日新聞社受付(1階)
帯広市東1条南8丁目2[9時〜17時]
●かちまいサロン(藤丸7階)
帯広市西2条南8丁目1[10時〜18時半]※水曜定休
●かちまいアカデミー(長﨑屋4階)
帯広市西4条南12丁目3[10時〜17時]
※お席は充分にございますが、定員に達した場合、webから事前登録をされている方又は整理券をお持ちの方に優先的にご入場いただきます。
主催/公益財団法人日本アイスホッケー連盟
共催/帯広アイスホッケー連盟、十勝毎日新聞社
◆お問い合わせ/(株)CMC
TEL:0155-23-2323(平日9:00〜17:00)