開場

基調講演

《決断の一手》

前向き組織でビジネスを創る (仮)

PRESIDENT祭2026のオープニングを飾るのは前会長CEOの魚谷雅彦氏。外資系企業出身として知られていた魚谷氏が、業界も社風も大きく異なる資生堂の社長に就任、ビジネスの起点として考える「PEOPLE FIRST」を実践し、社員同士の連帯感を高めるリーダーシップの極意とは。豊富なエピソード満載でお届けします。

株式会社資生堂　前会長CEO／シニアアドバイザー
魚谷 雅彦 氏
1954年生まれ。同志社大卒業後、ライオンに入社。米コロンビア大学でMBAを取得。日本コカ・コーラ社長、会長などを経て、2014年資生堂執行役員社長に就任。マーケティングやイノベーション、人財・組織に積極投資し、グループ事業を急成長に導く。23年代表取締役 会長CEO、25年より現職。経団連ダイバーシティ推進委員会委員長。

企業講演①

《飛躍の一手》

動き出す世界、今こそ経営戦略に「量子」を

DX・AIの次は「量子」が企業の競争力に直結する時代。世界の企業が動く今、乗り遅れる前に未来への一歩を踏み出しませんか？量子コンピュータ×AIによって、AIの劇的進化、難病の克服、気候変動問題の解決といったワクワクする未来が実現するかもしれません。既存ビジネスの変化や人材獲得競争など、今知るべき量子の最新動向を解説します。

デロイト トーマツ グループ　量子技術統括
寺部 雅能 氏
自動車系メーカー、総合商社の量子プロジェクトリーダーを経て現職。量子分野において数々の世界初実証や日本で最多件数となる海外スタートアップ投資支援を行う。著書「量子コンピュータが変える未来」。経済産業省・NEDO 量子・古典ハイブリッド技術のサイバ－・フィジカル開発事業の技術推進委員長など複数の委員も務める。

休憩
※ホワイエにてブースが出ております。ぜひお立ち寄りください。

講演②

《変革の一手》

獺祭からDASSAIへ～地方発の産業革命物語

ユネスコの無形文化遺産にも登録された「伝統的酒造り」。その世界に変革をもたらしたのが、山口が誇る名酒・獺祭だ。伝統を革新へと導き、さらに世界へと飛躍する。今年から社名を旭酒造から獺祭（DASSAI）に改め、グローバル展開を目指す桜井一宏社長に、唎酒師でもある経済アナリスト・渡部清二氏が鋭く切り込む。日本の伝統産業が世界に打って出るための秘訣を探る。

株式会社獺祭　代表取締役社長・4代目蔵元
桜井 一宏 氏
1976年生まれ、山口県周東町（現岩国市）出身。早稲田大学を卒業後、メーカーに就職。東京の居酒屋で「獺祭」のおいしさに気づき、2006年、実家である旭酒造に入社、常務取締役となる。2013年より取締役副社長として海外マーケティングを担当。2016年9月、代表取締役社長に就任、4代目蔵元となる。

［聞き手］






複眼経済塾株式会社　代表取締役塾長
渡部 清二 氏
1990年筑波大学卒業後、野村證券入社。個人営業に10年、機関投資家営業に12年携わり2013年退社、16年複眼経済塾設立。約2000ページある『会社四季報』の完全読破を継続し今年6月で28年目・111冊達成。『インベスターZ』では「世界一「四季報」を愛する男」と紹介された。神社検定1級、日本酒検定1級、唎酒師、ウイスキー検定1級。

企業講演②

《共創の一手》

スポーツを舞台に企業価値を高めるパートナーシップの形

DeNAはスポーツチーム運営を起点とし、スタジアム周辺のまちづくり、IT企業ならではのソリューション開発などスポーツ市場における事業を幅広く展開。スポーツが持つ価値をビジネスへ昇華させ、従来の広告を超えた「社会的価値創出」や「新規事業共創」へと進化するスポーツスポンサーシップ。様々な産業での活用方法のヒントをご提供します。

休憩
※ホワイエにてブースが出ております。ぜひお立ち寄りください。

講演③

《先駆の一手》

先進企業が語る！ 差がつく「AIビジネス創出」の現在地

AIで顧客体験を高め、新しい価値を創造する動きが加速するなか、自社ならではのAI活用のヒントが見つかるパネルディスカッションです。モデレーターは、高市首相が設置した「日本成長戦略会議」の構成員であるシナモンAI代表の平野未来氏。パネリストは、AIを「新しい体験を創る装置」として活かす、味の素と三越伊勢丹。AI活用の最前線に立つリーダーたちがその実践知を語り合います。

［モデレーター］

シナモンAI　代表取締役社長CEO
平野 未来 氏
シリアル・アントレプレナー。東京大学大学院修了。在学中に起業した会社をmixiに売却。2016年から現職。22年、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーズに選出。複数の行政会議のメンバーを務め、22年より経産省レジリエンス社会の実現に向けた産業政策研究会の座長。東京大学工学部アドバイザリーボード。三児の母。


［パネリスト］

2016年に味の素株式会社入社。海外食品部、生活者解析事業創造部を経て、現在は、新規事業を推進するR&B企画部に在籍。2023年11月より新メディア事業「オイシサノトビラ」の企画・運営を主導している。



株式会社三越伊勢丹
オンラインストアグループ　デジタルベース運営部　計画担当 兼 編成・営業推進マネージャー
岩田 怜史 氏
2007年に株式会社伊勢丹に入社。伊勢丹新宿店をはじめ、日本橋店、銀座店、立川店にて、婦人服・ラグジュアリー領域などのセールスマネージャーおよびバイヤー業務を歴任。2025年より現職。

企業講演③

《創造の一手》

BANI時代の次世代経営コンサルティング ～シンクタンク流・新ビジネス～

変化の激しい時代（BANI時代）において、三菱総研は、AI と自社のシナリオ構築・予測・モニタリングメソッドを融合した次世代型経営コンサルティングにより企業の変化対応力を高める基盤を構築し、新事業を創造しています。本講演では、そのアプローチと実装例をご紹介します。

休憩
※ホワイエにてブースが出ております。ぜひお立ち寄りください。

《次代への一手》

脳科学から考える！ビジネスリーダーがAIと上手に付き合う方法

日常的に使われるようになったAIは、ヒトの発想や判断にどのような影響をもたらすのか。また、仕事や日々の生活、ひいては社会をより豊かなものにしていくために、ビジネスリーダーはAIとどのように向き合っていくべきか――。すさまじいスピードで進化するAI時代を生き抜くための考え方と脳の使い方・鍛え方をご紹介します。


脳科学者
茂木 健一郎 氏
1962年生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。『脳と仮想』（新潮社）で第四回小林秀雄賞受賞。『幸せとは、気づくことである』（プレジデント社）など著書多数。