イベント概要
中国市場を主力とする巨大プラットフォーマー、テンセントが国際競争力を発揮しているのがゲーム事業です。中国で社会問題化するまでになった「王者栄躍」は日本を含む海外でも人気を集めました。強さの裏にあるのがクラウドを基盤とするゲームインフラ技術。自社活用はもちろん、日本のゲーム大手などへの外販にも力を入れています。中国では、ネット人口の増加ペースが鈍るなか、テック大手がこぞって海外市場の開拓を強化しており、今回のセミナーではテンセントの国際化を支えるゲーム事業とともに、その攻勢を可能にしたクラウド技術に光をあてます。
14:00~14:05 オープニング
14:05~14:20 講演①)世界で存在感増す中国製ゲーム
王瑩影・36Kr Japan パートナー
14:20~14:50 講演②)クラウドで防ぐ不正行為(通訳付き)
テンセント IEG 事業部 ACE チーム責任者 李鑫氏
14:50~15:20 講演③)ゲーム開発、テストを自動化(通訳付き)
テンセント WeTest グローバル責任者 鞏寧寧氏
15:20~15:30 講演④)テンセントのエコシステム戦略と海外進出
伊藤忠総研産業調査センター主任研究員 趙瑋琳氏
15:30~16:00 対談)日中テック協力は広がるか?
伊藤忠総研産業調査センター主任研究員 趙瑋琳氏
テンセントジャパン Cloud Head of Solutionアーキテクト 付昂氏
山田周平・日本経済新聞社編集ビジネス報道ユニット担当部長
モデレーター)山田周平
※プログラム内容、演題、講師は変更になることがあります
参加費無料
<講師紹介>
王瑩影(ワン インイン)36Kr Japan・パートナー
テンセント IEG 事業部 ACE チーム責任者 李鑫氏
ACEゲームセキュリティプラットフォームの責任者として、テンセントのゲームセキュリティの製品設計など担当している。アンチチート、シールド強化、コンテンツセキュリティ、アンチファーム、アンダーグラウンドインダストリー識別において豊富な経験を持つ。
テンセント WeTest グローバル責任者 鞏寧寧氏
2008年に中国電信研究院に入社し、テレコムソリューションプロジェクトの実施と品質管理を担当。2013年テンセントに入社。モバイルゲームの品質管理・ローンチ監査や、品質検査・管理のためのオープンプラットフォーム「WeTest」のプロジェクト管理を担当。現在は、WeTestのグローバル責任者を務める。
伊藤忠総研産業調査センター主任研究員 趙瑋琳氏
中国遼寧省瀋陽市出身。2002年に来日し、2008年東京工業大学大学院社会理工学研究科修了。イノベーションの制度論、技術経済学にて博士号(学術)を取得した。富士通総研経済研究所などを経て2019年9月より現職。プラットフォーマーやテックベンチャーなどに詳しく、著書に『BATHの企業戦略分析:バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイの全容』(日経BP社)、『チャイナテック:中国デジタル革命の衝撃』(東洋経済新報社)。
<モデレーター>
山田周平(やまだ しゅうへい)
日本経済新聞社編集ビジネス報道ユニット担当部長
中華圏をめぐる産業・技術動向や地政学を得意分野とする。1991年入社、台北支局長、産業部キャップ、アジア部デスク、中国総局長などを経て現職。早稲田大学政治経済学部卒、北京大学外資企業EMBA修了。共著書に「技術覇権 米中激突の深層」(日本経済新聞出版社)、「現代中国を知るための52章」(明石書店)などがある。ツイッター「 日経ASIA-TECH(https://twitter.com/Nikkei_ASIATEC )」でアジアのテクノロジー、スタートアップに関する情報を発信中。