イベント概要
<概要>
メタバース技術をさまざまな形でビジネスに取り入れる動きが世界中の大企業で活発化しています。なかでも自然言語処理、音声認識、画像認識など様々なAI技術を駆使して細やかな人物設定を持つバーチャルヒューマンが、頻繁に表舞台に登場するようになりました。
たとえば、日本では、2015年に17歳の女子高生という設定で作られた「SAYA」が人間と間違えるほどそっくりだと注目されました。20年にはアパレルブランドのGUは、モデル体型でなくても似合う自分らしいファッションを楽しめるように「YU(ゆう)」を発表しました。そして、今回ゲストに迎えたKDDIのau VISION STUDIOも、今年3月にバーチャルヒューマン「coh(コウ)」を発表しましたが、すでにKANEBOのメイクモデルや日本科学未来館の期間限定ガイドとして活動を始めています。
中国も同様にバーチャルヒューマン業界が急速に拡大しています。IT大手のテンセントが、自社のクラウドシステムを活用して、北京冬季五輪向けにAI手話キャスターを公開。また、21年5月にデビューしたバーチャルヒューマン「AYAYI」も話題になっています。「中国最初のスーパーフォトリアルクオリティのバーチャルヒューマン」と言われる彼女は、インフルエンサーとして登場し、SNSの初投稿で300万近くの閲覧数を獲得、一晩のうちにフォロワー数が4万人ほどに膨れ上がったそうです。今は世界的なブランドとタイアップをしたりするなど、各方面で大活躍しています。
バーチャルヒューマンは現在、、ブランディングやマーケティング、プレゼンテーション、エンターテインメントやファッションといった商業分野で活躍されるケースが多く、今後は医療・福祉、教育やトレーニングへの応用も模索されています。
今回のセミナーでは、これから到来するメタバース時代を見据えて、世界中でクラウドサービスを提供するテンセントクラウドと、日本のDX化を積極的に取り組むKDDIから、バーチャルヒューマンを支える技術とその活用事例についてご紹介いただき、バーチャルヒューマンがもたらす社会の変化とその可能性を探っていきます。
14:00-14:15
講演① :中国のバーチャルヒューマン市場概要と活用事例
ワン インイン氏(36Kr Japan パートナー)
14:15-14:45
講演② :バーチャルヒューマンの開発におけるクラウド技術と応用(仮)
付昂氏(テンセントジャパン Cloud Head of Solutionアーキテクト)
14:45-15:15
講演③ :バーチャルヒューマンを活用したDXの取り組み
山﨑 あかり氏(KDDI株式会社 サービス統括本部 5G・xRサービス企画開発部 課長補佐)
藤倉 皓平氏(KDDI株式会社 サービス統括本部 5G・xRサービス企画開発部 コアスタッフ)
15:15-15:30
質疑応答
※参加費無料。
※プログラム内容、演題、講師は変更になることがあります。
※主催:テンセントジャパン合同会社、共同主催・運営パートナー:36Kr Japan
<講師紹介>
王 瑩影(36Kr Japanパートナー)
付昂氏(テンセントジャパン Cloud Head of Solutionアーキテクト)
稲田大学大学院国際情報通信科を卒業。大手Sierにてシステム開発、インフラ設計の経験を積み、SBクラウドに入社。初期メンバーとしてアリババクラウドの日本市場開拓に参画。19年にテンセントジャパンに転身。テンセントクラウドの強みを発揮できるゲーム、ライブ配信、スマートリテール分野での技術・市場戦略策定を担当。同時に新規事業の技術研究、ビジネス開発を推進中。
山﨑 あかり(KDDI株式会社 サービス統括本部 5G・xRサービス企画開発部 課長補佐)
音声認識/合成サービスや各種コミュニケーションサービスの企画を経て、2016年よりXRを活用したサービスの企画開発を担当。2021年にはKDDIのクリエイティブチーム「au VISION STUDIO」の立ち上げに参画し、XR体験におけるUI/UX設計・ディレクションをおこないながら、オリジナルバーチャルヒューマン「coh(コウ)」の社会実装と次世代インターフェースとしての活躍を推進している。
藤倉 皓平(KDDI株式会社 サービス統括本部 5G・xRサービス企画開発部 コアスタッフ)
ニット編み機メーカーである株式会社島精機製作所でアパレル業界向けデザインシステムの販売促進やアプリ企画開発に携わった後、株式会社ミクシィでイベント向けシステムの開発ディレクターに従事。2020年にKDDIに入社してからは、アパレルの知識と開発ディレクションの経験を活かし、クリエイティブチーム「au VISION STUDIO」でXRを活用したアパレル業界のDX支援を担当している。